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ゴンちゃん (おはなしメリーゴーランド)

ゴンちゃん (おはなしメリーゴーランド)

ゴンちゃん (おはなしメリーゴーランド)

作家
灰谷健次郎
長新太
出版社
文渓堂
発売日
1997-04-01
ISBN
9784894231788
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ゴンちゃん (おはなしメリーゴーランド) / 感想・レビュー

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さちゃ

四年三組にやってきたチンパンジーのゴンちゃんとの生活を通して、子どもや先生が学んで行くという話。ほんとうのかしこさとは、覚える・考える・感じるの三つが揃っている事だと灰谷さんは言う。そして人間よりずっと「感じる」力に長けた動物たちから学ぶべきだと。灰谷さんの書く言葉たちからは、現代に生きる私たちに対する強いメッセージを感じる。現代は科学やコンピューターが不可欠の時代。だからこそ「感じること」をもっと大切にしたいと思う。

2012/08/10

アボカドン

「人間のエゴ」を動物との触れ合いの中で子供たちに伝えようとする話。それを説いているのは飼育員の亀山さんだが、では動物園という存在そのものが人間のエゴなのでは?という疑問には何も触れていないどころかそこに目を向けさせないようにしている気がする。出てくる子供が子供に見えない。大人が考え出した良い子供という気持ち悪さが付き纏う。道徳の教科書を読んだ時の何とも言えない苛立ちのようなものを久しぶりに思い出した。

2010/11/11

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