ボクの人生道: 学歴社会が気にいらんのや
ボクの人生道: 学歴社会が気にいらんのや / 感想・レビュー
たんたん麺
「ナニワ金融道」の著者の講演集です。「ドストエフスキーが『罪と罰』で訴えたかったのは、人間社会の非情さと違うでしょうか。金貸しの老婆を殺す学生のラスコリニコフ、そして、貧しさのため、自らの体を売る娼婦のソーニャ。違う社会だったら、二人はそうした生き方を選ばなかったはずです。僕も、漫画でいまの社会システムをできるだけリアルに描いて、これでいいのかと告発したかった。それからどうするかは、読者が決めればいい。決める前の疑問を持ってほしかったんです」
2017/06/10
wsmr
初期短編が1本読める
2010/09/21
テンシンハン
「職業に貴賎はある」とズバリ主張してくれます。生い立ちから漫画家に至るまでの経緯は他の著書でも読むことができますが、転々としていててマネはできない生き方だと感じます。綺麗事を並べても、結局は安定した経済基盤が無ければ成立しないことが多いという主張は、非常に納得できます。生まれ育った環境って、自分ではどうしようもない部分はあると思いますが、人生を決める上で重要な要因の一つであると思われます。
2018/11/12
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