ナイチンゲール: こんなアンデルセン知ってた?

モリー

読み終えた直後にネットで注文するほど、気に入りました。アンデルセンの原作を読んだことはありませんが、毒が強いようで、体力のある時に読まないと中毒しそうだと赤木かん子さんは述べています。だから、今は原作を読むのはやめておきます。赤木かん子さんの翻案によるナイチンゲールは、毒を薄めてあるからなのでしょう。今の私には、子どもの頃に風をひくと処方された甘いシロップのようなオレンジ色の飲み薬のように感じられました。高価な宝飾も、力を示す剣も、権力を誇示する王冠もナイチンゲールをひれ伏させることは出来ません。友情で↓

2024/09/15

mntmt

中国の皇帝とナイチンゲール(鳥の)のお話。ナイチンゲールの歌声…聞いてみたい。挿し絵も美しい。

2016/09/13

クラムボン

丹地陽子さんの絵は、綺麗だがどこか寂れた風合いがあります。お話の舞台は中国です。それも清王朝の宮廷のようだ。アンデルセンと接点があるのだろうか？　むしろ、そちらの方が気になりました。日本画風の色使いで、中国趣味はやや抑えられているので、日本人の趣向に合った絵本です。

2021/12/11

R子

美しい声で歌う灰色のナイチンゲールと、同じく美しい声で歌う金色で細工物のナイチンゲール。どちらも自分の役目をしっかりと果たしているけれど、必要とされるのは、いつも時の運により選ばれた方だけだ。両方が同じ様に愛されることはないんだね。それが何とも切ない。でも最後は、それぞれの居場所が与えられてほっとした。丹地陽子さんの挿絵が大変美しくて儚い雰囲気で好き♥︎︎∗︎*ﾟ

2017/12/18

S.Mori

本当に良い絵本でした。繊細で透明感のある絵に惹きつけられます。美しい声で鳴くナイチンゲールが、孤独な皇帝を救う物語も私の好みでした。最後の方に出てくるナイチンゲールの優しさが胸に沁みます。ここに書いてあるように涙はどんな宝石よりも美しいものなのでしょう。人の素直な感情が作り出すものだからです。

2019/11/01