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火打ち箱: こんなアンデルセン知ってた?

火打ち箱: こんなアンデルセン知ってた?

火打ち箱: こんなアンデルセン知ってた?

作家
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
赤木かん子
高野文子
出版社
フェリシモ
発売日
2006-09-01
ISBN
9784894323889
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火打ち箱: こんなアンデルセン知ってた? / 感想・レビュー

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クラムボン

本業は漫画家の高野文子さんが、趣味で作っていたペーパークラフトを自らデジタルカメラで撮影し絵本にした。明るい茶色のコルク紙が下地。その上に萌黄色のクラフト紙をカッターで細工、切り起こし、輪郭線は黒ペンで描いている。イラストでの制作過程によると画材も工程もシンプルだ。切り起こした絵はマチ針で止め、照明は木刀を立てた上部に150Wの電球、テレビモニターを見ながらデジカメで撮影している。立体的なので光線の具合がこの絵本の見どころ。明度を微妙に変え陰影で楽しませる。アンデルセンの原作共々大人向けの絵本だと思う。

2021/11/29

魚京童!

これですよ、と貰いたくない。なんか上から目線の日本語にいらつくんだよね。話自体は面白いのに。訳者って難しい。

2017/06/20

ぱせり

主人公の兵隊は高潔でも正直者でもない。そして、因果応報もない。迎える大団円は、ハッピーをかすめ取ったハピーエンドという気がして、ちっともハッピーな気がしない。お姫様はディストピアの模範的住民のように、幸せな人に思える。ダークな童話、と思ったけれど、どういう背景で書かれたのか、気になる童話です。

2016/11/27

火打ち箱を打つと何でも望みが叶えられるという、アラジンと魔法のランプ的な話なのですが、残酷とまではいかないけれど、なかなかにブラックでシュールな味わいのお話。ペーパークラフトへの光の当て方で陰影も出て、きな臭く怪しげな雰囲気が出ており、一筆書きのようなシンプルな絵で静止画なのに、ペーパークラフトの効果で弾力が感じられて躍動感もあるのです。平面と立体の良い所を上手くミックスしていて、細部まで見れば見るほど、じわじわと魅力が感じられる不思議な味わいのある素晴らしい写真絵本。工作好きな子は、特にはまりそう。

2011/07/19

まみ

ずっと読みたかったこれ、やっと読めた。か、かっこいいー!高野文子さんのペーパークラフト。図書館で借りたけどこれは機会があれば手元に置きたい。火打ち箱のお話はもともと好きなんです。訳もなかなかよかったよ。うーん、もう一回読もう。

2011/04/15

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