カエルの王さま―あるいは鉄のハインリヒ グリム童話 (おはなしのたからばこ) (おはなしのたからばこ 3)
カエルの王さま―あるいは鉄のハインリヒ グリム童話 (おはなしのたからばこ) (おはなしのたからばこ 3)
- 作家
- 出版社
- フェリシモ出版
- 発売日
- 2009-07-17
- ISBN
- 9784894324923
カエルの王さま―あるいは鉄のハインリヒ グリム童話 (おはなしのたからばこ) (おはなしのたからばこ 3) / 感想・レビュー
ヒデミン@もも
宇野亜喜良さんの絵がぴったり。怪しいお姫様がなんともいえない。ちょっと笑ってしまう場面もあったけど。
2017/12/10
らん
これは不穏な展開になるのではないかとドキドキしながら読みました。カエルとの約束を嫌がるお姫さまに向けた王様の言葉や人間性に安堵し、その後の展開に驚き、忠実な家来ハインリヒの喜びでの幕切れ。ああ、これは、ここに至るまでの過程やその後の王国での話を知りたいと思わずにはいられない。幸福の序章でお預けされたような気分に。小悪魔的なお姫さまだけに、この物語の先を想像するのも楽しい。宇野亜喜良さん描く美しい絵と細やかな色使いも魅力的でした。「困っているときに助けてくれた方をあとになってばかにするなどあってはならない」
2023/04/06
ちはや@灯れ松明の火
優美だけれど影と毒を併せ持つ絵と流麗でありながらその視線は冷徹な文章、絡み合い描き出すのは幻想的でありつつも生々しいビターな恋物語。お日さまでさえ驚くほどの美しい姫君は他のグリムヒロインと異なりわがままで打算的なズルい女。そんな彼女の『相棒』になりたいカエルは野暮ったくもKYな直球勝負男子、一歩間違えればストーカー。当然姫は彼を邪険に扱う。この状況で恋が進展すんのかと思いきやカエルが実はイケメンお坊ちゃまと判明しハッピーエンド。こう書くとやな話だが、『相棒』の二人が幸せならそれで良しとしよう。
2010/03/04
おはなし会 芽ぶっく
3年生ブックトーク授業【冬休みにおすすめの本】おはなしのたからばこシリーズから選書。グリムやアンデルセン、昔話、落語など。 池に毬を落としてしまった姫は、ある約束をしてカエルにとってもらう。約束を果たしてもらおうとお城にやってきたカエルに…。
2021/12/17
bakumugi
宇野さんの装画は毎回のことだがとても素敵で、ワガママでかわいいお姫様が小悪魔的な愛らしさで描かれているのは眺めていて楽しいが、いかんせん物語が摑みどころがない。シュール、といえばそうなのだが、グリム童話はしっかり落としてほしい欲求があり、イマイチ消化不良あるのが残念。
2016/04/23
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