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きりの村 (おはなしのたからばこ 20)

きりの村 (おはなしのたからばこ 20)

きりの村 (おはなしのたからばこ 20)

作家
今江祥智
宇野亜喜良
出版社
フェリシモ出版
発売日
2010-01-22
ISBN
9784894325098
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きりの村 (おはなしのたからばこ 20) / 感想・レビュー

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井月 奎(いづき けい)

山に住む娘の歌声は海に住む者をも酔わせ、海の者たちは歌声の主を自らの場所へ招き入れようとします。たぶん返すつもりはなく。山と海は本来交わることがないので、人はその境を恐れます。そこへ山と海の、空気と水の中間である霧を煙らせて山の住人である娘を海に連れて行き、歌をねだり、奏でた歌は海の者たちを喜ばせ、山へと帰ってきます。海の者たちにもらった毬は濡れそぼっていて、娘を海に連れ込まんばかりです。娘が海に取り込まれなかったのは疑いもなく信じていたからだと思います。自分は山の人で、山の空気を歌うのだと。

2018/08/11

ルカ

手の平サイズの小さな絵本です。 不思議なお話に、宇野さんの絵がぴったり。

2019/05/05

らん

宇野亜喜良さんの少し怪しく幻想的な雰囲気の絵がこの物語のひやりとする感覚を助長させます。すんだ声でマリつきをうたう千江。すんだ声でうたう歌は、きりの村でひっそりと、人々だけでなく山も海をも魅了し、癒し続けたのだろうと思いました。沼の主は、マリつきのうただけでなく千江の疑う事をしらない素直さや怖がらない姿にも救われたのかもしれません。

2023/06/05

yu

表紙の絵に惹かれて購入。 挿絵がより物語の不思議な世界観を引き立ててくれていた。

2017/06/08

おはなし会 芽ぶっく 

3年生ブックトーク授業【冬休みにおすすめの本】おはなしのたからばこシリーズから選書。今回は見送り。

2021/12/17

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