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おいで、もんしろ蝶 (おはなしのたからばこ 30)

おいで、もんしろ蝶 (おはなしのたからばこ 30)

おいで、もんしろ蝶 (おはなしのたからばこ 30)

作家
工藤直子
皆川明
出版社
フェリシモ出版
発売日
2010-04-23
ISBN
9784894325197
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おいで、もんしろ蝶 (おはなしのたからばこ 30) / 感想・レビュー

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やすらぎ

ある日の朝、生まれたばかりのもんしろ蝶は、水面に映る自分の姿に美しさを知る。…あなたはとても綺麗だよ。妖精のようだ。池は優しく答える。そこからこの物語は始まります。…初めてゆっくり動かす真っ白な羽根は、その美しさにみんなを惹きつける。しかし、美しさのかたちは変わっていくもの。時の経過とともに…。純粋な心が生まれ、無邪気に遊び、恋心が芽生え、誰かを守りたい勇敢な心が育つ。老いても美しさを失わず、それぞれの輝きを放っている。そう、すべては美しい。…池の上にそっと浮かんだあなたは、いつまでも輝く妖精となった🌠

2021/03/08

やま

みてみて! 顔が、ニコニコして、心がうきうきしてくる工藤直子さんの詩です。字の大きさは…中。ほんわかと、にこやかに、顔がほころび、最後には、しんみりとなる大好きな工藤直子さんの詩です。そして、柔らかな皆川明さんの絵が、詩に寄り添っています。 本当に美しい詩の世界へ私をいざなってくれました、ありがとう直子さん。 「なんとなく・青空」で、あなたを知り、数十年ぶりに詩を読み、心がニコニコしてから、時々直子さんの世界で、すごすのを楽しみにしています。 ありがとうございます。 これからも宜しくお願いします(笑顔)

2021/05/12

tokotoko

ちょっとね、間の抜けたのんびりした表紙でしょう?中身もホノボノしてるのかなぁ~!って思いながら読むと、予想通り、クスクス笑えます。けどね、だんだん、ウルッときて、その後ね、ジーーン・・・ときます。「思いが深い」という言葉は、この池が作ってくれたんじゃないかな、って思いました。どこまでも澄んでて、悲しくなるくらい優しいこの池が、同じ思いを持つ人間にプレゼントしてくれた、言葉じゃないかな。大人の方にオススメしたい、絵本です。

2015/05/02

るんるん

冒険に出かけては羽を休めに池の水辺に戻ってくる、もんしろ蝶。そんな妖精の帰りをハラハラドキドキ待っている池。池の視線には、彼女のいのちのきらめきをまぶしく見つめ、ふんわりと愛でる温もりがある。人のいのちも蝶のように美しく儚いのかもしれない。目を閉じれば、大地に抱かれて安らぎ静かに眠りにつく自分がいる。自然のすべてに感謝したくなる。おやすみまえにピッタリの本。

2016/05/23

ダリヤ

このえほんをよんで、せいかつのなかでみかけた、ちらちらととんでいるもんしろちょうのすがたをおもいだした。ほんと、かれらのちらちらとぼうけんとおどりがすきそうなあのすがたは、ようせいのすがたそのもの。はねがにどとはばたかなくなったとしても、かれらはずっとうつくしい。みながわさんのイラストもくどうさんのぶんしょうも、ほんとやさしくって、いっしょになってもんしろちょうをだきしめた。

2014/09/02

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