さくらんぼ (おはなしのたからばこ 33)
さくらんぼ (おはなしのたからばこ 33) / 感想・レビュー
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
好物のさくらんぼを頬張りすぎて、種まで食べたら頭のてっぺんから木が生えてきた。木はすくすくと伸び、美しい花を咲かせたら、うわあ わあわあ 花見だ花見だ、昼に夜に頭の上で大騒ぎ。上方落語を今江祥智氏✕宇野亜喜良氏のコンビでシュールな絵本に仕上げている。桜は少し離れたところから眺めるのが楽しいのかも。あまり近づきすぎるとご用心ご用心。(つд⊂)エーン 2010年5月初版。
2016/03/19
mayu
別名「あたまやま」とも呼ばれる古典落語。故桂枝雀の口演をもとにつくった絵本。宇野さんが描くとこんな風になるんだぁ。時々、よく目に止まりだした女の子や猫が本文とは繋がらないように思うのに描かれていて得した気分。
2019/06/09
みさどん
落語とは最も遠いようなコケティッシュな絵。だもんで、不気味です。頭の上に生えた木の処遇ってよく題材になりますが、最後にこうくるとは・・・。気が抜けた、退廃的な感じも醸し出し、なんだかすごい魅力を感じました。今江祥智さんだなんてね。読み聞かせしたら、「うわっ、気持ち悪い。」なんてつぶやきが聞こえました。最後には頭がテンになったみたいです。
2016/06/29
雨巫女。
《図書館-季節》頭山の話。宇野さんの絵が、お洒落。上方言葉が、よかった。
2019/04/10
a43
「残り1冊」とのことで購入してしまった。初版。増版されるのかな。初めて読んだときはそんなに落語を聞いていなかったが、今は桂枝雀師匠の声で脳内朗読される。読み聞かせをする機会があれば、師匠の真似をしたら子どもは笑ってくれるのかなぁ。このシリーズ(おはなしのたからばこ)に上方落語のが数冊あるので、他も読もう。でもやはり宇野さんの絵はいいなぁ。
2015/09/03
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