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歴史と記憶 場所・身体・時間

歴史と記憶 場所・身体・時間

歴史と記憶 場所・身体・時間

作家
赤坂憲雄
玉野井 麻利子
三砂ちづる
出版社
藤原書店
発売日
2008-04-23
ISBN
9784894346185
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歴史と記憶 場所・身体・時間 / 感想・レビュー

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ダージリン

対談者3人のバックグラウンドが違いすぎたせいか、重要なテーマは提示されたものの、議論が深まるところまでは至らなかった気がする。とは言え、今後歴史がどのように記憶されていくのかについては、大いに考えさせられた。本書で議論されていた訳ではないが、ムラの終焉が断絶を産み出す一方、ネット社会の進展はあらゆる階層の声を浮かび上がらせてくる。これも今後の歴史のつくられ方に大きく影響していくのではなかろうか。

2013/07/14

natsumi

話がとびとびで読みにくかった。読み物として向き合い始めたらもっと楽しく読めたと思う。はまり始めてからは一気に引き込まれた。記録を作るのはどんなときとか、記憶の共有の仕方の違い(地域の違い、時代の違い)は、目新しいとは思わない。でも真剣に向き合うなら、とても興味深いテーマ。普遍化しすぎるとなんにでも当てはまるから、個別のテーマに絞って。やっぱり「中国は忘れない。日本は禊の文化だから忘れる」っていうのは暴論がすぎると読んで思い返す。記憶の形式が異なることを、記憶しないなんて決めないで。違うことを認めてよ。

2011/03/10

飛燕

本書で指摘されている問題、すなわち「聴き手」の不在と、その受け皿としての学問の可能性という問題系は、今後焦眉の課題となってくるはず。みなが「語り手」になってしまってはしょうもない

2013/05/30

ゆうき

記憶は今という時間から過去を場所と共に思い出す。そして今は5年前の今とこの瞬間の今と違う今から過去を認識することによって過去は自分との関係の中で重層化されていく。そしてあらゆる過去と歴史の認識は想起する現在と地域と人々によって多様化されていく。常に歴史と過去は今からの認識によって更新されていく。

2012/08/05

y

記憶については科学的な観点から考えていたけれど、[事実]と異なる記憶にも様々な種類というか、パターンがあるのだなと思いました。 まだ自分のなかできちんとこなれていないけれど、記憶とそれを表出する方法、そしてそれを後世に残すことについて、慎重に考えないといけないなと思いました。

2018/07/11

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