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きんぎょ

きんぎょ

きんぎょ

作家
久留 幸子
高岡一弥
出版社
ピエ・ブックス
発売日
2003-02-01
ISBN
9784894442467
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きんぎょ / 感想・レビュー

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mii22.

これ一冊で金魚のすべてがわかる本。厚みデザイン構成すべて含めた装丁の素晴らしさに惚れ惚れ。実物、絵画、浮世絵、美術品、日用品に至るまで、金魚をモチーフとした美しい写真の数々は実に見ごたえがある。また、中程に岡本かの子の「金魚繚乱」が配置されているのが良い。私はこの短篇が大好き。優美に水の中でゆらぐ金魚の尾ひれが大好きな幻想の世界へ誘っているようで、うっとりみとれてしまう。

2019/02/27

1039kuri

いつも予約図書を受け取るだけの図書館で、目が合ったみたいに、ふらりと借りてしまいました。表紙とタイトルから「眼から涼」を求めて手に取りましたが、正解。装丁から奥付まで、とっぷりと金魚。 すごく贅沢な本。金魚って、器や浮世絵や手ぬぐいや着物の柄など、モチーフとしてこれほど使われているんだっけ。それと意識せずに何度となく目にしているような親しみがあるので、どこかしらに既視感を覚えるページも多い。加えて金魚がこんなに多種多様なんだというにことも改めてびっくり。キャリコ、東錦、朱文金、蝶尾など、名前も美しい。

2014/06/27

金魚の写真だけでなく、金魚が描かれた浮世絵、屏風、食器、印籠などの大和郡山市の金魚コレクション、萩原朔太郎「金魚」や岡本かの子の「金魚撩乱」といった文学作品も楽しめる金魚の写真集。ぷっくりとしたランチュウや印象的なデメキンもいいけれど、金魚屏風のようにシンプルな和金や琉金がたくさん泳いでる姿が一番好きです。

2014/07/23

雨巫女。

《私‐図書館》金魚ずくしの本。金魚の図案・写真・絵・小説まで凄い。

2011/11/23

IENEKO

図書館本。普段目が行くモチーフは猫(単純に好きなので)と兎(干支なので)なのだけど、夏限定で金魚が好きになる。様々な「きんぎょ」を集めたカタログのような1冊。実は生物としての金魚はちょっと苦手。和金、琉金、コメットがたくさん泳いでるのを遠目に見るのはいいけど、目や頭が装飾的なのはちょっと…(苦笑)金魚は文様として楽しむ派。

2014/07/28

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