「異情」な人々
「異情」な人々 / 感想・レビュー
えみ
和田さんの造語だという「異情」という言葉。「人間の合理的思考を奪う感情」のことを指すらしい。その「異情」について、ありとあらゆる説明と対処が書かれていた。一通り読んで思ったことは、やはり「異情」は誰にでも起こること。 とにかく自分だけがどうこうしたってしょうがないんじゃないの?という疑問。もっと素直に読めればよかったのだけれど、一つ引っかかったら全ての内容が薄く見えてしまった。おそらく経験や物事の捉え方の価値観があまりにも違い過ぎるからなのだと思う。ただ「仮説」が感情を振り回すというのは納得できた。
2018/01/19
Ted
'17年8月刊。×クズ本。テープ起ししただけのような安直な作りで内容が薄い。手垢のついた表現が多く文章がまるで練られていない。「異情な人々」と勝手に名付けているが、こんな連中は大昔からいたので目新しくも何ともない。昔からあった「ピッタリの言葉」が差別用語だ何だとくだらんことをゴチャゴチャ言ってくるうるさい世の中になってきて使えなくなってきたから言い換えているだけで、実態そのものが新しいわけではない。例えば「突発性激怒症」なんていう異常な奴もこれに分類されると思う。
2017/10/19
虹
政治的な内容が印象的だった。後藤田さんかっこいい。なんだかあれだけ主張したってあっさり実行されてしまうことって多い。色々と引っかかるテーマなのでまたよく読みたい。
2017/09/26
滝原夏希
異常ではなく、異情。著者の造語なのだが、その定義は論理的、合理的思考の回路をすぐに遮断して、感情的判断だけで言動を行う、ということらしい。 この本によると昨今の日本の政治家、世界の偉人といわれる人々(アスペルガー・発達障害を持つと言われている)がそれに当てはまるらしい。要は無関心では何事も変えることができない、ので時には感情的になることも必要、ということらしい。だがその反面、政治家を「幼児性」が高いとこき下ろしている点をみると中庸が一番ということを言いたいのだろうか?
2021/01/26
Aiko Handa
かっとならずに冷静に判断することが懸命なことはよくわかります。筆者の政治のありかたに対する憤懣がちょくちょくはさまって、内容がボケてしまう印象でした。もう少し集中した内容で読みたかったかも。
2018/05/24
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