わが夕張わがエトロフ: ルポ・エッセイ集
わが夕張わがエトロフ: ルポ・エッセイ集 / 感想・レビュー
nori
作者の生まれ故郷である夕張については2話分ほどで、作者の父の生まれ故郷、択捉島を訪問した際のエピソードや、仕事場を持つ北海道の話、バルト三国を旅した際の記録などテーマは多岐に渡り、どれも興味深かった。
2015/09/20
ゆふいん
「歴史を読むための地理感覚」に唸る。この一篇を読めただけでも、価値のある一冊だった。同じ日本人でもこういった感覚の差異というのは現れてくるものなのか。後は、冒険小説を書く作家にありがちな、自己陶酔に満ちたエッセイではない辺りに好感を持った。男らしさを演出しようと必死な作家っているからねえ。誰とは書かんけど。
2011/04/07
たか。
佐々木譲初のルポ・エッセイ集!ってことで読んでみました。北海道の人と内地の人の地理感覚の違いは興味深く面白かった。深かった。北海道在住の作家さんらしく、北海道に対する思いを感じる事が出来ました。100000ページ突破!
2010/09/05
fourthwindow
久々に神保町に行き三省堂で購入。前に八重洲ブックセンターにあった地方出版社のコーナーがなくなっていた。あまりまとまりはないルポ・エッセイ集
2010/02/22
ミュンヘン
『エトロフ発緊急電』を読んだので再読。『エトロフ発緊急電』のおかげでエトロフの記述が胸に迫ってきた。物語に出てきた「択捉島の駅逓」は実際に著者の親族の体験をもとに描かれていたそうだ。軍艦が港に集結していたのも、実際目撃したとのこと。家族の体験を基にあの壮大な物語ができたのだと深く感じ入った。その他のエッセイ集もいろいろな話があって面白い。北海道で馬を飼うのは内地で血統書つきの犬を飼うくらいのイメージだとか、北海道が羨ましくなる話もたくさん。私も庭先で流星群を眺めてみたい…。
2009/12/23
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