武装酒場 (ハルキノベルス ひ 2-2)
武装酒場 (ハルキノベルス ひ 2-2) / 感想・レビュー
ち~
ガード下の8坪のオンポロ居酒屋に、たまたま集まった常連客が、そこに、たまたま拳銃や手榴弾が現れたことから、立てこもるハメになってしまう。銃弾や爆発の中、泥酔客達が繰り広げる約24時間に及ぶドタバタ劇。ありえない乱痴気騒ぎに最初は呆れながらも、どんどんエスカレートしていく惨状に最後にはどっぷりハマってしまいました。ただただ楽しい!そんな一冊。続編、もちろん読みます!
2016/01/16
スプリント
トラブルがドミノ倒しのように連鎖する展開に引きこまれます。途中若干の中だるみ感がありますがラストの大団円で爽快な気分を味わえます。ドラマや映画化よりも舞台で観たくなるストーリーです。
2014/10/25
minoguchi
会社の人に「電車の中で読まない方がいいよ」との忠告を受けていたにもかかわらず車内で読んで吹いた。バカバカしいぞ、これは(→褒め言葉)。映画化が決まったとのことだけど、ちょっと楽しみ。
2010/04/28
美衣
呑めや歌えや、どうせどん底。何から何まで爆発しちまえ!と、まぁ酔っ払いどもが世間巻き込みドンチャン騒ぎする本でした。酔っ払うと本当になにがなんだか分からなくなって面白いですね。表紙の絵が、ガード下の酒場を物語そのものを表現していて、読了後にしげしげ眺めてしまいました。登場人物的には、淳子が好きです。自衛隊に啖呵切る所や、それ以外は大人しくしてるところがもう本当に大好き。非現実的な状況なのにも関わらず、我関せずな態度が笑いを誘います。くっだらないことで大騒ぎする愛すべき酔っ払いたち、私は好きです。
2014/06/01
ニミッツクラス
初樋口氏。カバーのキャラが判り易くて二度美味しい。文庫版のオビには「映画化決定」とあるが、ググっても映画は無いようで・・。コインロッカーと納戸の間の背中合わせの空間や床の穴の描写が今一つ不可解ではあるが、久々に読んだスラップスティックにかなり頭がほぐれた。屈託ある面々の立ち位置が絶妙で、ガード下には絶対にあるよと思わせる世界。酔いどれVS自衛隊と言う体を張った構図も有るようだが、それより理屈の通らない呑兵衛の生態図鑑(現実逃避、ナンセンス、アイロニー等々)が楽しく哀しい。大団円で満足できた。★★★★☆☆
2012/12/24
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