黒猫ロック
黒猫ロック / 感想・レビュー
うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
「雨のガードレール 今日もブランコと泣く 黒猫ロックは窓辺に来る HEROヒーロー 星の並ぶレストラン ミスドン ルーキーたち 放課後の匂い 僕らの子らに 沐浴する幼い女。 YO-! 愛を教えて」短編集全12話。青山にある商社に入社したばかりなのに研修旅行の途中で倒れそのまま入院してしまった「ルーキー」の話が一番好き。もう少しその後の話も読んでみたかったです。放課後職員室に呼ばれた帰りにクラスで一番の優等生から大通りに行かないかと誘われた「放課後」。何かが始まりそうなその甘酸っぱさが私は好きです。★★★
2012/08/24
Penguin
少女と少年、男と女の12の短編集。
2012/06/24
あさみ
全てに動物が出てくる訳ではなく、少年少女、親子、恋人同士など年齢も環境もバラバラな男女の関係をなぞった、表題のお話を含む12の短編集。ピッチなんて出てくるのが時代を感じると思った(笑)ひとつひとつのストーリーが短すぎて、サラッと読める反面、物足りない。ただ、思春期〜青年特有のモヤモヤした内面を描いているので、あまりこの雰囲気でひとつのお話を長々続けられるのも、しんどそう。しょうがないのかな。
2014/11/15
そ吉
タイトルと表紙に惹かれて図書館で借りて読んだ。 この著者の本は初めてだが、本書のどの短編も文章が稚拙でまるで中高生が文学サークルで書いた初めての小説といった感じがした。 人物描写やストーリーの陳腐さは軽い読み物と言うにはチョット違う中身の無さといった感じを受けた。 その中で唯一「放課後の匂い」は札幌が舞台で登場人物の個性もあって面白かったかな。★☆☆☆☆
2021/12/23
ニノちゃんが大好き
短編集ですが、猫は少ししか出てきません。ストレートな表現が多くて、作文調の文章で読みやすかったです。青春ものでした。読みながら、若いなー。青いなー。と。p33愛とかうんぬんじゃなくてさ、男は、まずやりたいんだよな。でさ、好きだよ、なんて言っちゃうんだ。だけど、言うと最後だぜ。女は急に将来を約束しようとするんだぜ。
2020/01/28
感想・レビューをもっと見る