日本人であるということ (ハルキ文庫 ふ 1-1)
日本人であるということ (ハルキ文庫 ふ 1-1) / 感想・レビュー
双海(ふたみ)
ふーん。
2012/12/08
出世八五郎
歴史の流れから日本人の歩んできた道と世界の出来事を記載し、今後、日本人がどうあるべきかを問うているのですが、それが幼稚であろうとも、まず、大事なのは日本人は日本人たらん♪ということ。これは国際化の波の中で見失われがちなものだけど、国際化とは彼らになるということに近い。
i10maa
p194 みなさんがご自分や、ご家族の方、あるいは村とか町といったコミュニティのことや、あるいは国家のことでもいいし、あるいは世界情勢のことでもいい。そういうことを心配する、あるいは慮ったりする心のなかの片隅にしか、国が国であるという支えはないし、あるいは国そのものなのかもしれないのです。p211 私たちは「コメ」と「皇室」に日本人としての生き方や価値観の本質を置いてきました。 p124 明治維新から大東亜戦争までの体験のなかに、日本人がこれからの国際社会でいきていくよすががあるのではないでしょうか。
2024/01/28
イカ男
1994年に書かれた本の文庫版、16年前に書かれているが古臭さがなく、現在の日本の閉塞感を見事に予見しています。P185に岡倉天心の逸話が紹介されています。当時、渡米した天心はアメリカ人に向かって「お前たちの生活には文化がない」と批判したそうです。こんな気概のある日本人が居たことを誇りに思います。
2010/04/05
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