かなしいときはかなしいままがいい (ハルキ文庫 ま 3-1)
かなしいときはかなしいままがいい (ハルキ文庫 ま 3-1) / 感想・レビュー
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
詩のような、童話のようなストーリーとペンで描かれたかわいいイラストを8篇収録したおとなの絵本。作者の俣田温子さんは生活グッズのブランドを持っているクリエーターとのこと。捨てられてしまったくまのぬいぐるみが別の姿で再生する『小さなくま』、真剣に生きてるから嫌われることなど気にならない『カラスに夢見る』、女性同士の微妙な友情をシニカルに描く『じょうだん』、一番好きだった『白いカーネーション』など、どこか茨木のり子さんを思わせる凛としたメッセージを感じる。1998年9月初版。
2016/01/03
里愛乍
8編から成る短篇集。物語だったり詩だったり格言ぽかったりつぶやきだったり。1ページ1ページ全ての頁に俣野さんのシンプルなイラストと言葉が綴られている。1ページ切り取って飾ってみても絵になるような、観て読んで楽しむ本。
2015/12/17
CEJZ_
元の本は1995年刊。絵本ですね。パートカラー。8つの話を収録。気楽な気持ちで読んでみたものの、わからない。動物や草花、自然をモチーフにしている。お話としては、どういうことか、どういうことを暗示しているのかわからない。簡単なようで難しいぞ。繰り返し読むとわかるのかな。わからないからこそ、繰り返し読みたくなるのか。ただ、新年度になり、学校や会社へ行きたくない人は、図書館へでも行って、絵本を見たりSFでも読んだりして、空想するのがいいと思う。可能なら、できるだけ空想するのがいいと思う。命を大事に。
2018/04/07
感想・レビューをもっと見る