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恍惚病棟 (ハルキ文庫 や 2-10)

恍惚病棟 (ハルキ文庫 や 2-10)

恍惚病棟 (ハルキ文庫 や 2-10)

作家
山田正紀
出版社
角川春樹事務所
発売日
1999-04-01
ISBN
9784894565166
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ジャンル

恍惚病棟 (ハルキ文庫 や 2-10) / 感想・レビュー

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*すずらん*

あまり手に取らないミステリーということで、新鮮な気持ちで読みました。時代設定はかなり古い感じなのかな?人が殺され、背後に蠢く邪悪な何かを突き止めていく過程はテンポ良く読み進めていけましたが、最後の最後までなかなかに謎が残り、畳み掛けるように終わってしまったのが残念でした。ミステリーを読み慣れていないせいか、少し疲れてしまいました>_<ただ 痴呆老人を扱った設定はなかなか興味深く、リアルな印象を受けました。また日本が抱える超高齢化社会への暗雲も感じられました。だけど私達は老いていく。大切な思い出を抱えながら

2013/02/19

ホレイシア

大好物の医療もの、しかも認知症という一種の精神系の話なので結構楽しく読んだんだけど、あとがきを読んだら、著者は納得のいく出来ではなかったらしい。まあ何もわからん評論家に「社会派」と言われたら、それはものすごーく心外であろう。社会派の山田正紀…何ちゅう的外れな。

2013/01/12

goldius

前代未聞!ボケ老人探偵!?

2008/12/21

更紗蝦

痴呆老人を扱ったミステリーです。高齢化社会に対する問題提起的な要素を感じさせないのが、ある意味、山田正紀らしいです。この作品が発表された当時よりも高齢化社会がより喫緊の問題となった現在に、もし、同じようなミステリーを出そうと思ったら、ここまでエンタテイメントに徹することはできないであろうことを思うと、「その時代だからこそ書けたミステリー」と言えるかもしれません。

小物M2

老人病棟を舞台にしていて、次々と痴呆患者たちに起こる不可解な事件――個人的には゛痴呆患者たちが何故狙われるのか?゛つまりホワイダニットを期待して読んでいたのだが、 読み進めるにつれて何だか話が大きくなり、終盤ではトンデモない展開になって少し唖然としてしまった。 まぁこれはこれで面白いからいいかと思っていたら――最後の最後でやられた。確かに多少の違和感はあったものの、普通にスルーしてしまい綺麗に騙された。動機など細かい所は気になるけど、微笑ましいオチもありよくできた作品。

2012/11/04

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