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萩原朔太郎詩集 (ハルキ文庫 は 2-1)

萩原朔太郎詩集 (ハルキ文庫 は 2-1)

萩原朔太郎詩集 (ハルキ文庫 は 2-1)

作家
萩原朔太郎
北川透
出版社
角川春樹事務所
発売日
1999-10-01
ISBN
9784894565654
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萩原朔太郎詩集 (ハルキ文庫 は 2-1) / 感想・レビュー

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みやび

きちんと読んだのは初めて。もっと情緒的な詩が多いのかと思っていたけれど、どこかミステリーを思わせる展開の詩があったり、現実的な絶望や孤独が描かれていたりと、一編ごとに表情が違っていたのが印象的で、今までのイメージが大きく変わった。その中でも美しい情景が目に浮かぶ「思想は一つの意匠であるか」や「青猫」「春の実体」、ドキッとさせられる「天井縊死」「殺人事件」などが好きになった。もっと深く味わってみたい詩集です。

2018/11/22

∃.狂茶党

挿絵、良い絵なのですが、裏写りが厳しい。 編集ではなく、出版事情なのかもしれないが、もうちょっと配慮して欲しい。 『月に吠える』が別格。 ただこのような病んだものは、続けられないだろうし、続けたくもないだろう。 苛立ちが次第に嫌な人になっていくようです。 『青猫』よりも『宿命』が良い。 タイトルが大袈裟なのは、精神状態が良くないのだろう。 そんな時の詩がイキイキしてるように思える。

2022/11/29

HaruNuevo

耽美的で謎めいていてそこかしこにのぞくエロチシズム。 あたこちの詩で、「すえたる菊」という表現があり、その他にも枯死、腐敗をイメージさせる表現があったが、死のイメージを重ねていたのだろうか? 気に入った詩は 『その手は菓子である』 『夢に見る空屋の庭の秘密』 『遊泳』 『女よ』 『月光と海月』 『乃木坂倶楽部』 『珈琲店 酔月』 死をどこかに感じながら、自分を孤独たらしめた自分自身を嘆きつつ、それでも湧く性欲を詩に昇華させた、そんな印象だ。、

2023/07/28

ろびん

毎月のように違う版で萩原朔太郎を読んでますが、やはり良いなあ……。

2018/04/02

瀬尾

まず、音がイイ。抒情的で、深みがあり寄せては返す波のような心地よさを感じる。そして、抽象的でいて物語のような世界観は、なんど読んでも飽きない。噛めば噛むほど味が出て、くせになる一品。

2012/10/08

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