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RED RAIN (ハルキ文庫 し 4-1)

RED RAIN (ハルキ文庫 し 4-1)

RED RAIN (ハルキ文庫 し 4-1)

作家
柴田よしき
出版社
角川春樹事務所
発売日
1999-11-01
ISBN
9784894565920
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RED RAIN (ハルキ文庫 し 4-1) / 感想・レビュー

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朱音

近未来、汚染された街、というモチーフはSFでは使い尽くされた感があるのだけれど、それと吸血鬼ものをうまく組み合わせてあるなあ、というのが感想。追う側の立場、追われるものの立場…その逆転現象…題材はもはや「陳腐」とでもいうか。新味は感じられないが「読ませる」のは作者の「腕」か。汚染された雨に当たるのを警告するために雨が赤く着色されている。皆が赤く染まっている世界観というのは新鮮。ちょっと「ブレードランナー」の硫酸の雨(違ったかな?)を思い出させるが。

2002/09/27

タカシ

近未来の物語。隕石による影響でDタイプの人種が出現。シキはDタイプを捕獲する政府役人で行方不明の赤ん坊を追いかけるが...。SF話としては上手く構成されてますし主人公のキャラも良いです。ただこの種のSFものは、世界観が主なので最後の盛り上がりに欠けますかね。RED RAINという設定は上手いなと思いましたが実際に赤い雨が降ったら大変でしょうね。

2015/08/26

FK

SF。2041年の話。環境問題やら小惑星の地球への激突といったアイテムが登場する。作家というのはこのようなSF物を書きたいものなのだろうか。荒唐無稽さと紙一重のところの冒険のような気がする。それにのめり込めるかどうか。なかなか難しいところ。

2005/02/23

神楽あき

おもしろかったです。よくある設定でもぐんぐん読ませるのはさすが柴田さん。赤い雨はじめ、情景が読んでいて鮮やかな色がついて浮かびます。襲うものと駆除するもの、追うものと追われるもの、共存か侵略か。それぞれの立場によっての視点がドキドキ。生への執着と緊張感。今後世界がどうなるのか想像が広がります。(図書館)

2013/11/26

黒月りんね

かなり前の作品なのに、設定に違和感もなく読めた。目覚めたとしたら、シキはショウに憎まれるのかな。終わりが中途半端なので、想像が膨らむ

2016/08/05

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