KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

狼よ、故郷を見よ (ハルキ文庫 ひ 4-2 アダルト・ウルフガイシリーズ 2)

狼よ、故郷を見よ (ハルキ文庫 ひ 4-2 アダルト・ウルフガイシリーズ 2)

狼よ、故郷を見よ (ハルキ文庫 ひ 4-2 アダルト・ウルフガイシリーズ 2)

作家
平井和正
出版社
角川春樹事務所
発売日
2000-01-01
ISBN
9784894566330
amazonで購入する

狼よ、故郷を見よ (ハルキ文庫 ひ 4-2 アダルト・ウルフガイシリーズ 2) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

藤原

なるほど、そういう方向に行くのか。CIAとは手打ちになったんじゃないの?とか各話があんまりにも尻切れとんぼだとか言いたいことは色々ある。ただ前巻では抑え目だった人類文明やアメリカに対する嫌悪感みたいな、平井和正の重苦しい部分が全面に出てきて正直食傷気味になる。個人的には前巻みたいな頭空っぽにして楽しめる純エンタメが好きなだけに残念。各話面白かったし、犬神明のかっこいい所が見られたのは良かった。

2019/08/06

角川文庫版、ハヤカワ文庫版に続き今度はハルキ文庫版で再々読。「地底の狼男」「狼よ、故郷を見よ」の2編収録の中編集。「地底~」は正直尻切れトンボの感はあるが、矢島クンの初登場作品としてお気に入り。「狼よ~」のヒロイン「たか」はあまり好きな部類ではないのだが、アダルト犬神明がいいのならいいでしょう。色々とツッコミどころ満載の平井和正は、それでもやっぱり面白い。しかし青鹿晶子といい「たか」といい、『悪霊の女王』の新井亜子といい、平井作品のヒロインはいつも不遇過ぎる……。

2016/02/22

けいちゃっぷ

再読。シリーズ中屈指の秀作。この作品がウルフガイ・シリーズのターニング・ポイントだったかも。

2005/11/18

コリエル

前巻で追われる身となった犬神明の逃避行。この時代のヤングアダルト(当時はラノベをこう呼んでいたそうな)作品はヒロインがあっさり死ぬなあ。犬神の里で出逢い、束の間妻となったたかとの悲しい別れ。これが次巻以降の明にどのような影響を与えるのか。ヒーローが再び立ち上がってくれることに期待したい。

2013/05/29

志摩子さん

「地底の狼男」と「狼よ、故郷を見よ」の2つが入ってます。「地底の狼男」は「狼男だよ」の続きという感じで、新しい展開もなくて短いし、プロローグっていう感じでした。「狼よ、故郷を見よ」は犬神明とある女性のとても強い愛の物語でした。信じられないような出来事です。とても胸が切なくなりました。

2012/06/09

感想・レビューをもっと見る