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フリージア (ハルキ文庫 あ 10-3)

フリージア (ハルキ文庫 あ 10-3)

フリージア (ハルキ文庫 あ 10-3)

作家
東直己
出版社
角川春樹事務所
発売日
2000-09-01
ISBN
9784894567511
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フリージア (ハルキ文庫 あ 10-3) / 感想・レビュー

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セウテス

榊原シリーズ第1弾。引退した伝説のやくざ榊原健三が、昔愛した女性の今の生活を守る為に、北海道と関西やくざとの抗争に巻き込まれる物語。簡単に人がどんどん死んで流石に現実感は薄いのだが、「すすきの探偵シリーズ」に登場する人物が、こちらにも居るのが何とも救いである。すすきの探偵シリーズのやくざ桐原など、あちら側を描いたハードアクションになる。しかし守るべき女性の多恵子が、どうしてそこまで守らなくてはいけない存在なのか、まったく解らない。彼女を守る為に、人が簡単に殺されてしまう事には、大いなる疑問と不快感が残る。

2018/08/18

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

二人で暮らした部屋に咲いていたフリージアの思い出。それは甘くて、血にまみれていた。札幌の利権を巡るヤクザの抗争。敗色濃厚な地元の組は、伝説の殺し屋・榊原を抱き込みにかかる。今は組を抜け静かに暮らす彼は拒否するが、かつてのアニキ分は〈切り札〉をちらつかせる。彼が昔愛した女性が家族と共に街に戻ってきている。その事を何人かのヤクザが知っている。「もしお前が戻って来ないと……」。最後まで聞く事もなく、アニキ分を屠った榊原。愛した女性を守るため、男は再び修羅になる。ススキノの街を舞台に炸裂するアクションと男の純情。

2015/03/14

Carlos

終わり方がまとまらなかったかな。シリーズものなのね。

2021/11/17

sin

日本で本格的な銃の撃ち合いなんて現実的じゃないと思っていましたけど、そうこの設定だったら可能なんだ。警察が銃をバンバン撃ち合うなんて、ありえないけど、この集団だったら日本でもやってしまいそうだし、今から読む「残光」にワクワクしてます。

2012/12/03

hanchyan@だから お早うの朝はくる

あー。ん〜。やー。……もう、ホンっトに心底から面白い!もし仮に、本作が当時英訳されてたとしたら、まずタランティーノが放っとかなかったんじゃないかな、なんて思った。今回初めて、いわゆる「神視点」だったのに気づいたことにも軽く衝撃を受けた。「沈黙の橋」同様に、三人称多視点だとばっかり思い込んでたぞ。そんだけ、作中人物に成りきった東さんの語り口が見事ってことか。とかなんとかいうチョボい理屈は抜きにして。ノンストップハードアクションノワールエンタメ。ややエロあり(笑)、かなりのグロあり。そして、ものっそエモあり!

2022/04/19

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