消滅の光輪 3 (ハルキ文庫 ま 4-10)
消滅の光輪 3 (ハルキ文庫 ま 4-10) / 感想・レビュー
スターライト
新星化する恒星からの惑星住民の退避を、若き司政官マセがどう遂行していくのか。というと小松の『日本沈没』の惑星版のようだが、単なるパニックものではなく、生物の進化のヴィジョンをも提示するところがこの作品の特徴だろう。とりわけ第3巻になってからは怒涛の展開で、それまでの様々な不穏な動きの背景や先住者の謎までをもきちんと盛り込み、お腹満腹状態。マセとイルーヌやランとのロマンス(?)もストーリーに花を添えるが、マセの対応があまりにも実直すぎ、ラン同様読者もマセをロボット的と見るかもしれない。日本SF史に残る傑作
2011/12/28
ゾロりん
文庫三冊。長いけど、長く感じなかった。主人公がひたすら苦悩する。でも、面白い。他の司政官シリーズも読んでみたい。
2007/09/19
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