橘花の仇: 鎌倉河岸捕物控 (ハルキ文庫 さ 8-4)
橘花の仇: 鎌倉河岸捕物控 (ハルキ文庫 さ 8-4) / 感想・レビュー
坂城 弥生
年代が具体的に出てくるとちょっとややこしくて、今まで読んだ時代小説のなかで一番難解だった。
2019/09/11
いくお(Ikuo Nakao)
【長編シリーズ初巻試し読み①】今年の超個人的試みとして、10巻以上のシリーズの初巻を片っ端から試し読みしてみるというのに挑戦してみる。単なる思いつきですが(笑)まずは昨年、ハマりにハマった「居眠り磐音(全51巻)」の佐伯さんの別シリーズから。最初は不遇の娘しほの「仇討ち」から話が始まる。その後、幼なじみの3人や金座裏の親分たちと鎌倉河岸で起こる様々な事件を解決していくという展開に。しほの出自の話もとりあえず初巻で一段落し、しほの特殊技能”絵(モンタージュ)”が今後も活躍しそう。あとは「恋バナ」に期待だな。
2018/01/15
藤月はな(灯れ松明の火)
男子が事件の解決に喜ぶ最中、犯人の心に秘められていたものを思い、喜べないという感情には共感してしまいます。あらすじには長編と書かれていますが小さな事件の積み重ねによってしほの両親が抱えていた秘密が明らかになる過程から考えると連作短篇集と呼ぶ方がいいと思います。人情味を交えながらも石榴口など江戸時代特有の庶民文化が描かれているのも心憎いです。家族でNHKのドラマを楽しく、観ていたころを思い出しました^^
2011/10/14
藤枝梅安
このシリーズは鎌倉河岸で働く4人の若者達とそれを取り巻く大人たちの交流が中心。 冒頭で主人公達が人に言えない罪を犯し、その秘密を共有する。 これはこの作者のほかのシリーズでと同様である。 ただ、他のシリーズのようなスーパー剣術家は登場しない。 市井の人々の地道な努力によって、 事件が解決されていくという点では山本一力さんの作品に近い趣がある。 痛快さを求める人には物足りないかもしれないが、 下町の人情豊かなストーリーはむしろ多くの人に受け入れられる要素が大きいと思う。
2010/07/13
Kau
江戸鎌倉河岸にある酒問屋の看板娘・しほ。ある日、浪人である父が斬殺されるという事件が起きる。相手の御家人は特にお構いなしとなった。しほを慕う政次、亮吉、彦四郎や、金座裏の岡っ引き宗五郎親分との人情味あふれる交流を通じて、江戸の町に繰り広げられる事件の数々を描く。(一部引用しました) 床屋のおばさんから貰った本の中の一冊です。
2020/02/24
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