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死を啼く鳥 (ハルキ文庫 へ 1-1)

死を啼く鳥 (ハルキ文庫 へ 1-1)

死を啼く鳥 (ハルキ文庫 へ 1-1)

作家
モー ヘイダー
Mo Hayder
小林宏明
出版社
角川春樹事務所
発売日
2002-04-01
ISBN
9784894569621
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死を啼く鳥 (ハルキ文庫 へ 1-1) / 感想・レビュー

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神太郎

デビュー作なのに、ここまでエグイものが書けるとは。「喪失」を読むついでにデビュー作を読んでおこうと思ったのだが、かなりパンチが強い。今までミステリーでもサスペンスでも犯人の動機に対してそれが納得できるものからこいつはクレイジーだとかある程度割り切れるのだけど、今回は犯人の感情に一切合切そういう感情すらも湧き起らん位にうわぁとしか。イヤミスまではいかないけども、事件は解決したが……というなんとも言い切れない部分を感じた。人にはなかなか勧めづらいし、好き嫌いは出そう。

2017/12/25

マムみかん(*感想記入少なめです*)

評判の良い『喪失』を読みたいので、シリーズ1作目の本作からいってみました。警察小説として面白かったですが、これが女性作家のデビュー作だとは驚きの陰惨さです! 海外の警察小説やサスペンスなんかを読んだ時に思うのですが、本当にこういう残虐な事件が起こっているのかな? 猟奇的な犯行を重ねる犯人の精神の病み具合は、かなり恐ろしく救いようがないです。その成育環境に問題があったとしても、被害者の事を思えば同情できませんね~! 兄の失踪に捕らわれ続けているキャフェリー警部の、今後の変化も気になります☆

2013/03/09

はなすけ

どっかの団体が女性をいたぶる描写を女性が書くなんて!と抗議したそうだが作家の性別を云々言うなんてナンセンス。(じゃあ、男性作家ならいいのか、って話で。) とはいえ、死体描写の粘りつくような嫌さ、犯人の気持ち悪さ、キャフェリーと彼女の泥沼展開のリアルさは女性ならではの感性なのかも、という気はした。 体内に閉じ込められた小鳥の意味を知った時「ぎゃっ!」と声が出そうになった。すんごい悪趣味…。こんな変態的な思考を想像するモー・ヘイダーあっぱれ。 それにしてもダイヤモンドこそもっと痛い目にあってほしかった(怒)

2018/10/13

むらさきめがね

シリーズ処女作。喪失ではかなりハードボイルドさを増していたキャフェリーも、女に振り回されるくらいの可愛らしさをまだ残しています。犯罪描写はかなり猟奇的でエグいものの、テンポがよいので一気読みしちゃいました。とりあえず誰かダイアモンドに鉄槌を。

2016/03/20

tom

モー・ヘイダーのキャフェリーシリーズの最初の本。新作を何冊か読んだ後で、前作があるということを知って借りてきた。かなりえげつない連続殺人事件がネタ。展開自体は、少々通俗的でもある。だから面白いかどうかと問われたら、60点台というこことかしら。でもまあ、新作につながるキャフェリーの前史ということで、それなりに楽しく読了。それにしてもねえ、ネクロフェリアというものには、私には何のアリティも感じることができないということを再確認。こういうものは、人それぞれだとは思うのだけど、どうもねえ。

2017/04/18

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