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ひとおもいに夏子 (ハルキ・ホラー文庫 に 1-3)

ひとおもいに夏子 (ハルキ・ホラー文庫 に 1-3)

ひとおもいに夏子 (ハルキ・ホラー文庫 に 1-3)

作家
新津きよみ
出版社
角川春樹事務所
発売日
2002-07-01
ISBN
9784894569904
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ひとおもいに夏子 (ハルキ・ホラー文庫 に 1-3) / 感想・レビュー

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夢追人009

うーん、面白い題名に魅かれて読みましたが、かなり強引で無理のある設定にとまどいながらも結末が気になってまずまず最後まで楽しめたB級ミステリアス・ホラー長編小説でしたね。読んでいる最中はミステリーなのかホラーなのかの判断に迷わされる所はありましたが、謎解きは複雑でなく全く恐怖感もなくて結果的にはどちらもやや中途半端な出来でした。本書には世の中のセクハラ・ストーカー男達への女性の復讐譚として警告し反省を促す意図があるのかも知れませんね。ヒロインの夏子は不運でしたが、男に構わずにきっぱりと無視するべきでしたね。

2018/12/08

ジンベエ親分

ホラー・サスペンス月間(笑) いやいや、ブックオフで100円で見つけてきた本だけど、途中までは「うーん」と思いながら読んでたのよ。この手のB級ホラーのお約束である「主人公がよりによって最悪の判断を重ね続ける」パターンはきっちり踏襲しているし。「ビデオ」の脅迫性が弱すぎるので(こんなモノが警察に見つかったからってどーだと言うのだ)主人公の行動原理にまったく納得できない。しかしそれもこれも全て吹き飛ばすエンディングの恐怖!これぞホラー!これまでに読んだB級ホラーの中では超A級(笑) ゾクーっとしたい人はぜひ!

2017/08/14

ちばと~る

幼少期のトラウマを抱えつつも、新進気鋭のミステリ翻訳家として活躍中のヒロイン 夏子。そんな彼女の前にあのトラウマを植え付けた男が現れた。必死で殺意を押さえつけたにも拘らず、その男は絞殺死体と化していた!!謎の女 冬子のメール。もう一人の自分の存在を確信し始める夏子。夏子は冬子を探し求める。〜ドッペルゲンガーものかと思わせといて〜ありゃありゃ〜w山本文緒『ブルーもしくはブルー』も面白かったなぁ〜メールの女って柴田よしき『激流』もオススメ〜先日読んだ 山本周五郎『赤髭診療潭』と同じく性的虐待トラウマ〜で気が重

2013/04/16

菟原手児奈

「ひとおもいに、ひとおもいに、夏子、あの男を殺してしまいなさい」-翻訳家の笠木夏子は、少女時代の家庭教師・金子敏弘に偶然、再会してしまう。金子は夏子に巧妙に近づいてきた。一方、夏子は、金子を殺したいほど憎んでいた。だが、そんなある日、金子が何者かに殺された。そして、夏子のところに、“もう一人のあなたであなたの分身の冬子”と名乗るメールが届くようになった…。驚愕の結末へと貴方を誘う、サスペンス・ホラーの傑作書き下ろし。

2020/01/09

さといも

★★☆☆☆

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