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翻訳家じゃなくてカレー屋になるはずだった

翻訳家じゃなくてカレー屋になるはずだった

翻訳家じゃなくてカレー屋になるはずだった

作家
金原瑞人
出版社
牧野出版
発売日
2005-12-01
ISBN
9784895000833
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翻訳家じゃなくてカレー屋になるはずだった / 感想・レビュー

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ひめか*

翻訳家のエッセイ初めて読んだ。金原さんの訳した作品が好きで、翻訳の奥深さと自身のことを知れた。Iをどう訳すかでも変わるし、書き手が男性か女性かでも変わる。いかに原書の面白さを日本語で表現できるかが難しい。翻訳は時代によって変わるべき、20年経ったら新しいものにするという意見も貴重。確かに原書は変わらなくても、時代に合わせて翻訳の仕方は変わってくるだろう。創作ゼミ楽しそうで、作家を輩出していたのには驚き。私は合格したんだけど遠いから辞めた笑。きっとここなら金原ゼミにしてたな。彼の作品をもっと読みたくなった。

2018/10/29

えんび@灯れ松明の火(文さんに賛同)

今とっても気になる翻訳家の金原瑞人さん。刺繍絵本「人魚姫」「幸せな王子」の出会いは衝撃というか感動でした。美しくも切ない物語を瑞々しく今に蘇らせた翻訳家のエッセイがこれ。仕事をする上での葛藤、そして楽しさ、新しい作家の発掘・・・エピソードの数々や江國香織さんとの対談などを通していろんな金原さんが見られた。特に英文の主語を日本語に訳す難しさは、言われてみなけりゃなかなか気がつかない。興味深く翻訳の世界を覗かせてもらいました

2010/08/30

mntmt

ディープな翻訳の世界!一人称に苦労する話や翻訳本に寿命がある話など、とても興味深かったです。余談も面白い。笑いました。翻訳家読みする人は、あまりいないようなことを書かれていましたが、最近はそんなこともないんじゃないかな。私は、金原瑞人さんの訳だと、飛びつきます。面白い本を訳してくださっているし、翻訳くさくなくて、読みやすいですから。この本を読んで、読みたい本がわんさか増えました!

2015/05/29

みーまりぽん

「ヤングアダルト」という区分の確立にも大いに貢献した金原さん。たしかに、面白そうだなぁと手が伸びる作品ばかり翻訳されてて、今では逆に信頼の金原ブランドとして、「金原瑞人・訳」の文字で本を選ぶ人も多いのでは(とりあえずここに一人)。 江國香織さんとの対談、そして元創作ゼミ生であった古橋秀之、秋山瑞人両氏との鼎談も収録されていてそれぞれ面白いです。 しかし、いちばん面白いのはこの金原さんが文学部ではなく社会学部長であり、この小説創作ゼミも社会学の講座である、ってとこだなー

2015/04/01

AKIKO-WILL

タイトルに惹かれて読んだ本!著者がどうして翻訳家になったのか?はそこまで凄いワケではなかったけど、翻訳家とはどういう仕事なのか?どれ位の収入貰えるとか結構リアルに書いてあり興味深いです!訳すのに大変なのは、主語の「I」をどう訳すかと知り、読んでいくとなるほど、日本語と英語の違いがわかっていきます。江國香織さんとの対談も面白かったです。英語が出来るよりも日本語を良く知ってないと出来ないのが翻訳家だなと感じました。

2013/05/29

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