ナンダロウアヤシゲな日々─ 本の海で
ナンダロウアヤシゲな日々─ 本の海で / 感想・レビュー
阿部義彦
図書館本。2004年、無明舎出版。私の中では岡崎武志さんや荻原魚雷さんと一緒の古本ライターとして括られる南陀楼綾繁さんの雑文集。詳しい経歴、季刊誌『本とコンピュータ』の創刊スタッフであったり、一箱古本市に大きく関わったり、奥様はイラストルポライターの内澤旬子さんである事などが解った。本の世界の野次馬で居たいとは本人の弁。中学から高校にかけてはチビ雑誌、「本の雑誌」「噂の眞相」「ぱふ」「面白半分」などを読み漁っていたそうで、私と似た様な読書傾向でした。自分でミニコミを作ると言う一線を超えればこうなる!
2023/08/22
さすらいのアリクイ
編集者・ナンダロウさんが90年代、2000年代初期にこだわったもの、ナンダロウさんの仕事、その時代の本絡みのお仕事をされていた人についての紹介などが載っている本。南陀楼綾繁と聞いてああ、コラムや本を書いていて一箱古本市を発案した方ですね、とスッと言える以外の方にどうおすすめして良いか思いつきません。荒俣宏的な感じがする人、と言ったら通じるかも。本をひたすら買い、内容に触れて考えて、を繰り返す。本の中の時期がネットが普及してきた時期で、本の世界とネットが近づく感じも楽しめる。相当本好きの方なら楽しめるかも。
2018/05/23
greenman
本やスクラップブックやオカシナコトが好きすぎて、ある意味で廃人のような生活をされている南陀楼綾繁さんの名刺がわりの本。その興味は本当に「物数奇」で、変なコトが好きな人は本に出てくる人達だけじゃなくて、南陀楼さんにも興味をもつでしょう。さらにこの本は好きなことをし続けても生活できるし、その上結婚も可能だということを示しています。働き方ってホントいろいろあるんだと感じる一冊。
2009/12/24
六月の真昼
昨日、市内の古書店で買った時は気づかなかったけれど、謹呈本である。著者は二〇〇四年七月十日にある著名な人に謹呈している。どこでどう流れたかは知らないけれど、なんだかちょっぴり損した気分。見たくないものを見てしまったような。この本は絶対に私のものにならないような。ああ!!
2014/02/22
ryo511
紙に埋もれる人の日々。興味深いのと同時に、マニアック過ぎてついていけない部分もあり。B
2009/05/24
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