「本の雑誌」炎の営業日誌
「本の雑誌」炎の営業日誌 / 感想・レビュー
阿部義彦
古書市にて、秋田の地方小出版社の本。ミシマ社はじめ真面目にやってる小出版社は応援したいです。(有)無明舎出版、08年刊。大好きな本の雑誌ひとり営業マンとして奮闘する杉江由次氏が『WEB本の雑誌』に連載した04から08年の文章を選んで編集したものです。書店さんに誘われて初めて神田村を訪れたり、本屋大賞で振り回されたり、会社では他の女子社員からはぞんざいに扱われ、娘にまで怒られ余りに奥さんに似た仕草に恐怖を感じ、サッカー観戦に明け暮れる日々。しかし足で稼いだ信頼は微塵も揺るぎません。椎名誠イズムは継承される。
2024/10/20
はるき
大崎梢さんの出版営業シリーズに影響を受けて。会社員さん(しかも営業職)はやっぱり大変だ(^_^;)随所に熱い本への(浦和も)愛が覗くが基本常識人。読み物として上位とまではいかないけれど、会社員魂が楽しい。
2015/08/20
すぎえ
web本の雑誌でいつも拝見しているので、昔のまとめということで買ってみました。世の中には社長や経営者などの啓発本というものがあるが、僕は身近な存在でがんばってるような人が書いた本のほうがよっぽどためになる気がする。間違いなく考えさせられる。経営者本は得てして建前か奇を衒ったものになっている気がしてならない。さぁ、がんばろう。そして本を読もう。苗字が同じなので、中のイラストにとても愛着がわいたw
2009/11/30
rin
★★★★★…初めて買った時から今に至るまで、毎月欠かさず購入している唯一の雑誌が「本の雑誌」。その雑誌を創っている出版社のたった一人の営業担当さんが書いた日誌。面白くないわけがない。本への愛、書店への愛、書店員への愛、家族への愛、そして忘れちゃいけない浦和レッズへの愛(笑)。とにかくたくさんの愛に溢れている。書店員さんとの会話や、本屋大賞の準備作業など書店まわりのエピソードも面白いけれど、たまに書かれる家族との様子がたまらない。子どもへの優しい眼差しに涙腺が緩む。是非続きも出して欲しい!
2020/09/10
ふう
『本の雑誌』の営業の話なのに、出版が本の雑誌社ではなく、私の地元・秋田の無明舎出版。どういうつながりなのかなぁーと思いながら読了。浦和レッズ本。本の本。
2015/06/07
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