おばけのキルト
おばけのキルト / 感想・レビュー
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
親や仲間のお化けたちは白いシーツだけど、キルトはパッチワークキルト。だから重くて飛べないし、みんなにからかわれる。そして待ちに待ったハロウィン。そこで偶然にも素敵な出来事が。人と違ってもいい。認めてくれる人がいる、自分を好きになる=肯定感を学べる1冊。
2022/01/30
れっつ
おばけのキルトは、体が仲間のおばけたちのような白いシーツではなく、パッチワークキルトだった。生地が重くてみんなのように上手く飛べず、ひとり違った場所にいたことで、誰もしたことがないすごい体験をする…。青を基調としたパッチワークの柄がとても素敵!前後の見返しにもその詳細が描かれる。全体的にセピアグレー系の絵の中で、おばけのキルトの青とジャック・オ・ランタン等のオレンジが対比してよく映える。自分を認め褒めてくれる誰かの素直な言葉かけは、自分は大丈夫と思えるきっかけをくれる。10月、ぜひ10代に読みたい1冊。
2021/10/10
ヒラP@ehon.gohon
キルトおばけが自己肯定できるまでのお話です。 どうしておばけがシーツなのかは、たとえがよくわからないのですが、他と違うこと、一枚布出ないことによる不都合さはなんとなくわかりました。 ハロウィーンという、特別の日に、人にやくだつこと、人に「布」として認められることによって、キルトは飛べるようになりました。 ちょっと本来の自己成長の道とは違う気がしますが、結果オーライということで、良しとしましょう。
2022/12/09
Roko
表紙の絵がとってもかわいくて、読んでみたら益々かわいくて。 自分だけみんなと違うというコンプレックスを持ってしまったキルトの気持ちを考えると、ちょっと切なくて。 おばあさんたちの肖像画を見てみると、彼女たちも個性的な姿なんです。だから君だけじゃないんだよって言われても、納得できないよなぁ。 おばけの白い布はシーツなんだって、この本を読んで初めて知りました。ということは、これからのおばけの布は花柄だったり、アニメ柄だったりするかもしれないのかしら?
2023/03/05
ツキノ
2021年8月発行。カナダの絵本。石井睦美訳。いろんな意味で予想を裏切る展開だった。おばけは人間が怖い、シーツが多いなか、主人公のキルトなおばけもいれが、ご先祖にはチェックのテーブルクロスやレースのカーテンだったおばけもいる。てか布なんだね?そしてハロウィン、キルトは拾われて女の子の家へ。このままいるのかな?と思ったらちがったよ!これはキルトの冒険になるんだね。(E244)
2021/09/28
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