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せかいでいちばんつよい国

せかいでいちばんつよい国

せかいでいちばんつよい国

作家
デビッド マッキー
DavidMcKee
なかがわちひろ
出版社
光村教育図書
発売日
2005-04-01
ISBN
9784895726443
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せかいでいちばんつよい国 / 感想・レビュー

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breguet4194q

目的と手段の二面性を面白おかしく展開していきます。子供の学習教材として最適だと思いました。世界は相互に関係し合い、自分達だけでは成り立てない事を端的に教えてくれます。読み方によっては、かなりシュール(笑)

2024/01/07

世界で一番強い国の大統領は他の国へ戦争をしかける。皆が幸せになるために戦争をするという大義名分のもと。今の御時世に読むとあの国の大統領が同じようなこと言ってたなあと思ってしまいます。一番小さな軍を持たない国って最初違う国のイメージだったけれどよく考えると日本ですか?国民が人が良いところもなんとなく日本っぽい。

2022/05/14

とん大西

今、こんなご時世だから、という見え方もあります。戦前の祖父母世代なら、更に違う捉え方かもしれません。シニカルなおとしどころが可愛い絵とマッチしてるのか微妙なズレを生み出してるのか。教訓のようでもあり、風刺のようでもあり。何故だか絶妙な余韻をのこしてくれます。

2022/05/12

ちゃちゃ

“強さ”とは、何を意味するのだろう。圧倒的な軍事力で他国を制圧すること?それとも、政治力や経済力が大きいこと?絵本は、幼い子どもたちにやさしくユーモアいっぱいに語りかける。真の“強さ”とは、人の心や日々の暮らし(文化)にこそある。小さい国の人々が、大きな国の大統領や兵士たちの心を動かし、やがてその文化を受け入れていったように。そこには明らかに、人を動かす強い力があるのだと。多様な文化を尊重し戦争のない平和で穏やかな日々にこそ私たちの幸せがある。たっぷりの皮肉とともに、強いメッセージ性をもった絵本だ。

2022/06/29

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

自分たちの暮らしが最高だと信じてやまない国があった。その国の大統領は「世界中の人々を幸せにする」ために、自慢の軍隊を繰り出して世界征服をめざす。次々と戦争に勝ち、ついに征服していない国は一つだけになった。軍隊を率いて小さな国に乗りこんだ大統領は驚く。なんとこの国には軍隊がない。戦争ができず困っていると、小さな国の人々は大統領と軍隊を歓迎してくれた。することもなく過ごすうち兵士達は……。シニカルだけどハッピーな結末。ブラックユーモアの反対『ホワイトユーモア』って言葉は……ないかな(笑)。2005年4月初版。

2016/02/28

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