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ゴ-ドン・パ-クス

ゴ-ドン・パ-クス

ゴ-ドン・パ-クス

作家
キャロル・ボストン ウェザーフォード
ジェイミー クリストフ
越前敏弥
出版社
光村教育図書
発売日
2016-09-20
ISBN
9784895728973
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ゴ-ドン・パ-クス / 感想・レビュー

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nobi

1912年15人兄弟の末っ子として生まれたゴードン。25歳の時中古のカメラを手に入れ、誰にも教わらずに腕を上げたという。この写真集は黒人の清掃員エラの一家から、ハーレム街、グールド、M.モンロー…まで幅広い。特に印象的な3枚。肘掛け椅子に座るMrs.Jeffersonの横顔1949。デューラーの描く人物のような意志の強さの表白。モルナール「白鳥」の衣装に身を包んだGloria Stokowskiの凛々しい立ち姿1954。ベネディクト修道院の黒い修道服姿の7人の修道士が祈祷しながら風に向って歩く姿1945。

2017/04/16

とよぽん

落合恵子さんがラジオ番組で紹介していた。15人兄姉の末っ子で、15歳の時に母が亡くなり、それから様々な仕事を経験したゴードン・パークス。黒人に対する過酷な差別を受けながら、25歳のある日、7ドル50セントの中古のカメラを買う。これが、彼の人生を変えた。独学で写真の腕を上げ、シカゴ、ワシントンへと。一貫して人種差別の厳しさをアメリカ中に訴えた。写真の力は凄い。現実を切り取る彼の目の確かさに打たれた。

2020/07/20

oldman獺祭魚翁

パークスを有名にした「アメリカン・ゴシック・ワシントンDC]は被写体であるエラの無表情な顔と此方を見つめる目に 深い諦観を感じました。「黒いジャガー」は観ていませんが、アフリカ系アメリカ人を主役にした、初の娯楽映画として評判だった事を覚えています。 カメラマンで作家で作曲もやり映画も撮る。マルチな才能を持った方だったんだと、今更のように感じます。 長文の感想はこちらです⇒https://www.honzuki.jp/book/290745/review/254135/

2020/11/19

たまきら

読み友さんから。美しい絵です。差別というものがいかに才能ある者から機会を奪うかがよくわかる内容です。人種でも性別でもそれはかわりません。5歳児、びっくり。「Gちゃん(保育園のアフリカ系の子)はダメなの?たまちゃんも?エリザベスとビル(白人の友人)みたいじゃないといけないの?」今は(少なくとも公の立場では)そんなことないけど昔はね…と説明。日本にだってまだまだあるんだよ。21世紀がこんなことになるなんて、だれも予測してなかったけれど…。

2016/11/17

あおい

15人兄弟の末っ子として生まれ貧しい生活を送っていたゴードンは25歳の時中古のカメラを手に入れた事で人生を切り開いていく。代表作はFSAビルの清掃員を写した「アメリカン・ゴシック」黒人初の「ライフ」専属カメラマンとなったり、自由の国アメリカの差別と矛盾を表現し続けた才能豊かな人。

2017/08/08

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