思想としての死の準備: いのち・ホスピス・ことば
思想としての死の準備: いのち・ホスピス・ことば / 感想・レビュー
あんり
巻末の「脳死を人の死とすることに対する意見書」は一読の価値があった.私が医学教育を受ける頃には,既に脳死は法律上は人の死とされていたし,私もそれに納得していたので,秩序だった反対者の意見は新たな視点を与えてくれた.しかし,本編の方は,何に基づいて話しているのかわからないぼんやりとした私見が多く,「私は」という主語を無理やり「日本人は」と拡大して話しているように思う箇所が多々あった.
2017/04/07
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