さよなら優しい男 (ルナノベルズ)
さよなら優しい男 (ルナノベルズ) / 感想・レビュー
えんび@灯れ松明の火(文さんに賛同)
攻めの一人称ですすめられるストーリー、一目惚れで茶飲み友だったポジションも、不動産売買・転売による立ち退きの担当弁護士となって現れた篠原に交戦相手となってしまう海江田。優しさの仮面を脱ぎ、攻めの剥き出しになった欲望に追い落とされる篠原より海江田サイドの悶々が描かれている。淡々としすぎかな?とも感じたが、読みやすいし面白かった。
2011/12/27
波多野
多分「優しさ」がテーマの1冊。与える一方なのが優しさなのではなく、相互に与え合い、時に相手を喰わんとするばかりの激情を見せるのも優しさということ。全体的には無難に楽しめる1冊。元ヤクザ×弁護士という設定の割には純愛で、攻が受のために優しい男を演じていた自分を潔く脱ぎ捨てるところは良かった。だが、最後は都合よくまとまってしまった印象。良く言えばダーク過ぎない話なのでさらりと読めて、悪く言えばぬるいお話。設定を生かして泥沼試合に持ち込む2人を見たかった。
2015/08/19
りんご☆
読了
2016/11/23
ムック
火崎さん初読み。傲岸不遜という言葉がぴったりな海江田があまり好きになれなかったけど自分に自信がない篠原にはちょうどいいのかな。自分の人生まで勝手に決められて、それでも嬉しいだなんてどんだけMなんだ、篠原!まさに割れ鍋に綴じ蓋カップルだな~。
2011/06/02
de sang-froid
BL。閃光不動産社長・海江田(左・30歳)はホテルで逢った篠原(右・26歳)に一目惚れするが、不動産売買に絡んで敵対する立場に組する羽目になってしまう。いつも通りアッサリな内容、だけど読んでしまう著者様。攻が受に執着するのは、基本「顔」だけなので、もう一捻り仕込が欲しい。キャラもさほど特徴のある人もいなかったのが寂しい。
2012/12/07
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