写真と生活
写真と生活 / 感想・レビュー
Mabel
雑誌「日本カメラ」で2010年に連載されていた、自身も写真家である著者による写真家へのインタヴューをまとめた本です。 1人1人の頁数はそれほど多くないので、さらりと読める感じ。 写真を撮ることと生きることとはとても似ています。 多くの選択肢の中から何を選んだのか。何を選ばなかったのか。その積み重ねが人生であり写真であるからです。 インタビューを受けている12名の写真家の、そして著者である小林紀晴の人生が垣間見える一冊。
2017/03/22
shimadzu
写真家・小林紀晴が12人の写真家を訪ね、写真とどう生きてきたかを尋ねる。同業者だからこそ見えるのであろう姿や、その人の根の部分が見えるような言葉が語られていて面白かった。
2013/01/18
くらむ
写真家の写真に向き合う考えと、その生活が垣間見えて面白い。純文学と一緒で、写真だけで生活するのは難しそうだ。ストリートフォトで、見知らぬ人を許可なしに撮影した写真は、発表できていないとか。プロでも躊躇するんだ、と意外な感じでした。
2016/03/22
nizimasu
写真家による写真家のインタビュー集だからどこか飾らないリラックスした印象が文章全体から漂っているのがわかる。どうしても前半に平間さんとか野村佐紀子さんとか藤代冥砂とかってブレイクした頃がちょうど90年代でその変遷もみているだけに懐かしくもあり平間さんのオーバードライブのスタイルってちょっと最近見かけないなあと思ったりもした。本人がそれほどスタイルの模倣があったことに傷ついているとは意外だし野村さんの何の周囲に対する関心のなさもらしいw
2016/11/29
かのこ
写真家の小林紀晴さんが同業者である写真家12人にインタビューし、彼らの人となりや歩んできた道を記しています。
2013/07/21
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