霧笛 (大佛次郎セレクション)
霧笛 (大佛次郎セレクション) / 感想・レビュー
くまたろう
大佛次郎初読み。 時は明治。開港したばかりの横浜。外国人居留地(言葉通りの「関内」)と治外法権。荒っぽい強さが人を惹きつける千代吉が関係を持った女は、自分の英国人主人・クーパーの愛人だった…。 大佛次郎、こんなハードボイルドな小説を書いた人だとは知らなかった。今読んでも面白い。
2019/10/11
うさぎ
横浜の元町にある、霧笛楼レストランが好きで、そこが舞台となっていると知って読んでみました。大佛次郎の本は初めてでしたが、言葉や表現がいかにもその時代を感じさせてくれ、霧笛が何を表すのかがわかったときは、またはっとさせられました。
2016/07/08
あんころもち
父に奨められて読みました。きっと父は千代吉のような無鉄砲さに憧れていたのでしょう。何故か そんな気がしました。
2012/10/24
バク
横浜、異人、居留地、酒、賭博、喧嘩、出会い、恋、葛藤。全体的に暗く、もやにかすむ瓦斯灯の明かり。 開港後の異国情緒豊かにえがかれた街、横浜で、主人公がハードボイルド❗すぎる。時代小説の分類になるのでしょうが、時代小説の枠からははみだしている感じです。 霧笛のなるシーンは秀逸です。
2024/01/28
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