セプテンバー・ソングのように: 1946-1989
セプテンバー・ソングのように: 1946-1989 / 感想・レビュー
marua
先ちゃんのカバー画、衝動的に古書店で求める。収められている一番古いエッセイは74年。さすがに隔世の感を禁じ得ないが「リアルタイムで見てきた」人ならではの書評・人物伝はやっぱり力強い。ここで書かれている広瀬隆の原発関連書評は、原発事故を経ても今の問題として読めてしまうところに日本の劣化を見る。そして、小林信彦は存命。ここで取り上げられた作家の殆どが ー発売当時に40代になったばかりの橋本治もー 物故者になったことを思えば、感慨深い(細野晴臣との対談をテレビで拝めると思わなかった)。長生きして下さい。
2023/07/17
unterwelt
新潮文庫から出ているエッセイ集で読んだものが多いのではと思ったが、重なっているのは2,3くらいだった。『ノルウェイの森』の書評のラスト、「小説が好きでない人は小説について発言しないこと」という文章にドキッとさせられる。ところで「自己流に生きて」という文章を読むと、論じられていることが今と大して変わらない気がしてくる。
2017/01/15
カツェ
鼻っ柱の強い文章。好き。
2013/12/17
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