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スワン・ソングが聴こえる場所

スワン・ソングが聴こえる場所

スワン・ソングが聴こえる場所

作家
鴻上尚史
出版社
弓立社
発売日
1987-03-01
ISBN
9784896675139
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スワン・ソングが聴こえる場所 / 感想・レビュー

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やまねっと

80年代の空気がとてもするセリフが素晴らしい。軽い芝居だが、ラストにかけての煽りは流石である。でも、パロディの2割くらいしか分からなかった。もっと沢山のパロディが散りばめてあるのだろうが、当時の一般教養として押さえておかなければいけなかったのだろうか。 ブックオフで思わず買ってしまったけど、この時代に産まれることができなくて、観ることができなくて残念だと思った。 もう再演されることはないだろうが、誰かが完コピしてやってくれないか期待している。血迷った学生劇団とかでじゃなくプロの集団にやってほしい。

2023/05/21

卯月

再読。1986年初演、核戦争後の廃墟で物語を探す人々。「朝起きました。それから顔を洗いました。それから服を着替えました。それから学校へ行きました。(中略)これが私の一日です」芝居は未見だが、この台詞ははっきりと聞こえてくる。『スワン・ソング』が解らないので、元ネタを読んだほうがいいかな。冷戦終結以降、核戦争で人類が滅ぶ気はあまりしないけれど、ついうっかり、本書みたいな世界になってしまうことはある気がする。

2012/05/23

amaimono

スワン・ソング、意味合いとしては「最後の」という意味合いで、この場合は遺言、遺書。90年代生まれの私にはわからない時代背景はさておき(もちろんさておかない方が面白いんだろうけど、さておく)、うつくしい言葉が立ち並ぶ戯曲だと思った。何度も何度も言葉にした。戯曲なんだから、書いてある台詞は声に出した方がいい。意味は後からついてくるので。

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