妄想のエキス: 予言・偽史・奇想科学を生み出す人びと
妄想のエキス: 予言・偽史・奇想科学を生み出す人びと / 感想・レビュー
NezMozz
ちょっと思ってたのと違ったかな…いきなり神代文字とか竹内文書の話が出てくるのでオッってなるんだけど、割とさらっと概要を述べるにとどまり、最も分量があるのは明治を中心にした、妄想家(とくくっている)たちの人物列伝である。でもこれもなー総勢36名の人物概要なので個々人の内容は比較的あっさり気味なんだけど、一応カテゴリ分けが違うとは言え、石原莞爾と熊沢天皇を同じ「妄想家」とするのはちょっとムリがないです?終章は文芸における神と悪魔を生む信仰というもの、にいきなり踏み込むのでどうせならそのテーマで一冊ください!
2016/05/18
あんく
最近ネットでよく見る偽史的なものが気になっていたが、それに対する説明としてしごくしっくりくることが書いてあった。妄想というか、自分の信じるところを突き進む人たちは、良くも悪くもすごい。
2012/12/14
小葉
妄想物質、超古代史、歴史雑誌マニアの話など、興味深い話がいろいろありました。ただ、‘妄想家’っていうのはどうなんだろう。むりやり‘妄想’としている印象で、一冊の本としてのまとまりに、いまひとつ欠けるような…。
2008/06/02
tkm66
確か、「別宝」をソフトカバー化して再販されたモノだったかと。
1999/06/30
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