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言語派社会学の原理

言語派社会学の原理

言語派社会学の原理

作家
橋爪大三郎
出版社
洋泉社
発売日
2000-08-01
ISBN
9784896914795
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言語派社会学の原理 / 感想・レビュー

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袖崎いたる

システム理論的な立場だと身体もやはりシステム系の結構を見せ、社会生成システムとしえ仕立てられる。更にそのサブシステムとして、要素的に機能しているのが性と<言語>と権力となる運びで、その細かな分析を加える。そこで重点が置かれるのがもちろん<言語>というわけ。「文芸社会学」と罵られる向きもある理論社会学の立場から、そうした批判への応答も立てられている。自然科学と社会科学との違いに、リアリティに対する実証性と説得性とを当て込むのは面白いが、批判者は必ずしも納得しない、おそらく。

2017/10/08

トックン

橋爪は<言語>=mediaとする。人は意思疎通するために必ず言語(媒介)を用いる。故に人の存在と共に言語はあったので言語の生成は語れず、その端点は抹消されている。次にホッブズ問題を解くため言語と同じ媒介物である権力を分析する。宮台・ルーマンの権力ありき論やマルクス主義の闘争史観(権力偶発的発生説)でない形で権力を語るために「状況環」(≒歴史の総体)概念を導入。結論、権力とは「ある身体が、それに先立つ身体列を貫いてきた必然と同列に、自らを置くこと」。必然を引受け再生産するしかない権力観は保守思想と繋がる。

2017/04/13

ペールエール

社会学の一環。 ただこの本は非常に面白かった。

2013/10/13

2n2n

『[定義] 宗教とは、必ずしも自明でない前提にもとづいて行動する、一群の人びとの活動の全体をいう。』

2010/04/18

じょに

「人間が社会をどのように経験し、どのように生きるか。そのことについて本質的に考えたければ、それは社会学の役割である。(p.289)」「理論社会学の役目は、社会をもっとも一般的に記述し、それをその全面的な可能性のなかに置き直すことである。簡単に言えば、いま現にある社会は、決してこのようでなくてもよかったのだ、と発言し続けることである。(p.290)」橋爪センセはルーマン嫌いみたいけど、ここにルーマンが哲学者じゃなくて社会学者だった理由があると思うんよね。

2009/02/18

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