編年体大正文学全集 (第8巻(大正8年))
編年体大正文学全集 (第8巻(大正8年)) / 感想・レビュー
rbyawa
i052、小説、評論、詩、短歌の大正8年のものを集めた本で島田清次郎と大泉黒石がいるのがちょっと面白いかも。有名作家の場合はちょっと知名度が落ちる作品が収録されているようなので、よほど読み込んでない限り残念かもねー。なんだかんだと最初の最盛期だった菊池寛が一番の出来かもこれ、あのしょうもないネタをよくまあ綺麗にまとめるよね…器用な作家だ。里見とんはこう、テーマと文体がいささか…泉鏡花の崇拝者なのはいいけど賭け事テーマで荘厳な文章なのはちょっと…。ある意味で過去の駄作を見れるって意味でもっとも特別かもねぇ。
2018/08/14
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