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駝鳥 (Children & YA Books)

駝鳥 (Children & YA Books)

駝鳥 (Children & YA Books)

作家
筒井康隆
福井江太郎
出版社
六耀社
発売日
2015-09-04
ISBN
9784897378107
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駝鳥 (Children & YA Books) / 感想・レビュー

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小梅

絵が美しくジャケ買いしました。お〜最後はそうなりましたか…大人の絵本ですね。

2015/09/17

aquamarine

筒井氏の「笑うな」に入っている一編「駝鳥」。駝鳥がモチーフとなった作品を数多く発表されている福井江太郎氏の作品で絵本になりました。砂漠に踏み迷った旅行者と一羽の駝鳥。慣れてどこまでもついてくる駝鳥に旅行者は食べ物を分け与え、彼の羽毛にくるまって眠ります。カバー袖に「フィナーレはそおっと静かにめくってください」とあるように筒井氏のショートですからそれなりの結末が用意されています。もともとがひとつひとつの作品ですから絵が素晴らしいです。表紙絵のダチョウの愛くるしい目が、読み終わると違って見えてきました。

2018/02/19

ひー

はじめに福井江太郎の日本画ありき。はじめに筒井康隆のショートS『駝鳥』ありき(『笑う日』収録)。文が先か絵が先か。出逢うべくして出逢ったお二人にとって初の絵本2015年。砂漠の男に発する駝鳥の声に読み手の緊張はピークに。児童絵本をはるかに超えた奇跡のコラボ。六耀社すげ。

2018/03/20

キジネコ

筒井康隆さんの作です。駝鳥と砂漠を旅する遭難男の話です。迂闊にも 始りは捨身飼虎、御釈迦さんの前世のエピソードを連想させ、教訓話か?て束の間思うも次第に背筋に寒い風、この先生の事ですからして一筋縄の筈がない、と用心してたら案の定。「最後のページは そっと開けてみてください」と注意書きも周到に話としては立派に不穏に仕上がって 人の本性の様をつらつら考えさせて下さいます。短い話ですし喋り過ぎるとネタがバレバレ、楽しみが台無しになる。駝鳥の可愛さも筋の進みに合わせて違うて見えて…奇妙に怪しく後を引く お噺で。 

2016/09/12

booklight

なるほど、ショートショートの絵本化だったのね。それならストーリーも納得。駝鳥も人も同じだ。同じだからこそ怖い。絵は、表紙だけでもよかったかも。絵本の懐は深いなぁ。

2024/05/04

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