創作アニメーション入門: 基礎知識と作画のヒント
創作アニメーション入門: 基礎知識と作画のヒント / 感想・レビュー
kinkin
国際的に活躍するアニメーション作家の著者がアニメーションの原理や歴史、技法などについて書いている。アニメーションの基礎なので細かい作画については触れていない。それだけアニメーションというのは様々なやり方があり作者による工夫が重要なものだと感じた。地味で根気のいる制作で短編を作るにも時間がかかる分、出来上がった作品に対する思いそれだけ大きいだろう。現在はデジカメやムービーカメラを簡単に手に入れることが出来る。フィルムの現像が無いぶん制作の敷居は低いのでいつかは作ってみたと思った。
2017/06/19
ぷほは
映像や歴史に関する基礎的な内容が箇条書き的に記されているに過ぎないのだが、ことアニメーションという表現分野においてはそれがとても貴重な仕事で、みんな必要とされているのはわかっているのに誰もやりたがらないため、ここまでの大家が押し付けられている。おかげで単なる素人のアニメ好きからしてみれば大変勉強になったのだが、驚いたのは分業化にテイラー『科学的経営原理』が参照されていたということだ。アニメ業界のブラック労働ぶりがマスコミに叩かれがちだが、実際の過酷さも併せてこのへんを見通しよく論じている人はいないものか。
2017/08/09
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