父のおじさん 作家・尾崎一雄と父の不思議な関係
父のおじさん 作家・尾崎一雄と父の不思議な関係 / 感想・レビュー
michel
著者である田中敦子さんが娘の視点から綴った父と作家尾崎一雄との物語。人と人との縁は、運命でしかない。東京大空襲を境にした尾崎一雄と著者の父(まーちゃん)が、どのように互いを労り、慈しんできたか。人生の支えとなるような不思議な二人の関係、深く温かい親交に感動する。
2023/04/05
チェアー
「父」と「おじさん」に血のつながりはまったくない。近所に住んだだけだ。でもおじさんは、一家を失った若き父を物心ともに支える。甘えたことのなかった若者を存分に甘えさせ、期待以上ものを与えた。自分が借金した金を与えたらもしている。自分も楽ではないのに、無理をしてでも与える。それは喪った父の代わりになったということだ。おじさんの名前は尾崎一雄。作品の土台には人間への深い情愛があったのだとわかる。
2022/01/15
h0z8じゅうたんの36.5cm
9月4日お父さまのお誕生日おめでとうございます🎂 とつぶやけることが嬉しいのもこの本に書いてあることがあったから。 2024年現在、世界中で酷いことが起こっていますがその先には世界には小さくとも希望があると思える本です。
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