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最前線

最前線

最前線

作家
村上龍
出版社
ラインブックス
発売日
1999-11-01
ISBN
9784898090473
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最前線 / 感想・レビュー

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KASAO

1997年~1999年に行われた各分野の最前線を見た人々と村上龍の対談集。教師、心理カウンセラー、ジャーナリスト、記者、専門分野の助教授、研究員など各人のプロフィールは多岐にわたっている。成熟社会となりながらもいまだ前時代の制度や体制、思想を引き継いでいる日本の歪み。この本の時代から20年くらい経ったけど、変わるところは少しずつ変わっている。けれど変わっていないところは少しも変わっていない。その歪みを見つけ向き合い、少しでも変えようと努力をすることは今を生きる者にとって大切なことだと思う。

2016/09/12

STR☆

図書館でたまたま出会った本。 まさに最前線、現場にいる人の声。評論家的に外から見るのではなく、何か事が起きている現場にいる。だからこその生々しい思いが吐露されている。20年前の本だけどいまでも十分分かるし自分もしっかり現場の人間であろうと思う。

2019/06/14

みなみ

90年代のトラウマ観というか、時代の急激な変化に戸惑っている感じが伝わってきて興味深かった。印象的だったのは、「子育てをきっちり合理的にやろうとしている母親が増えてきている」という話。自分が母親になってもそういうタイプになってしまいそうだなーと。良くも悪くも、理想が高すぎるのは(多分、消費欲をかき立てる社会の影響)ロスジェネ世代からなのかな、と。高度経済成長期前、消費社会ではなかった日本も理想が高かったのかどうか、気になる。(今のCMやドラマは現実にはありえない理想像) 個人メモ:図書館本・完読ではない。

aabbkon

久しぶりに村上龍節を読んだ。教育問題はいつでも袋小路で、だからこそ議論される。それは、文学と相似の関係。

2013/02/18

南十字

色んな現場にいる最前線の人たちと村上龍の対話集。 日本がますますおかしな社会になっていくのが納得できるのが悲しい(笑) それでも希望はあるはず・・・

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