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光の子ども 2

光の子ども 2

光の子ども 2

作家
小林エリカ
出版社
リトル・モア
発売日
2016-02-05
ISBN
9784898154328
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光の子ども 2 / 感想・レビュー

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ぐうぐう

『光の子ども』は、コラージュによって構成されている。過去と未来を同時に切り貼りすることで運命としての因果関係を非情に告げ、あるいは同じ年、まったく別の場所で起こった事象を紹介し、のちに繋がり合うことを予告する(ゆえに、青年アドルフ・ヒトラーと学生リーゼ・マイトナーをウィーンの街角で交錯させることも可能とするのだ)。歴史を振り返るとは、そもそも出来事を切り貼る行為を言うのかもしれない。もちろん、切り貼り、繋げた二つの事象には、本当は時間と距離という隙間が存在する。(つづく)

2020/10/11

kana0202

これはすごいな。まとまってるとは言い難いが、ここまで調べるとは。放射能の歴史が幹ではあるが、枝として女性の権利の歴史があって、まぁ歴史の語り直しに成功している。

2022/11/18

ぶっちー

1914年 サラエボ事件から第一次世界大戦へと世界が動いた裏側で、国際ラジウム学会の開催が開かれたり、広島に原子爆弾が落とされる30年前に開館した、後に原爆ドームと呼ばれる『広島県物産陳列館は、オーストリア=ハンガリー帝国の建築家ヤン・レツルによって設計されていたりと、すべて繋がっていて、逆に怖くなった。 一つひとつが繋がって、悪夢のような世界を作ってしまう、そこにヒトラーも絡んでいたとは、人類の歴史の怖さを知らされる一冊だった。「光の子ども3」も読まなくては!

2021/06/29

pandakopanda

図書館本。1巻より引き続き、テーマは放射能について。放射能がどのように発見され、どのような経過を経て、兵器として使われていったのか。一応コミックという形だったけど、今まで読んだことのない形式で不思議な読み心地でした。放射能の発見により、便利で豊かにもなったけれども、良い面ばかりでなく弊害もある。目には見えないけれど、これらのことを忘れず考えなさいってことなのか。この本に関連する『マダム・キュリーと朝食を』も読んでみたい。

2019/03/24

Miki Shimizu

1に続いて。出てくるキャラはなんなのかー?私の読解力では理解できなかった。すみません。

2016/11/04

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