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往復書簡 初恋と不倫

往復書簡 初恋と不倫

往復書簡 初恋と不倫

作家
坂元裕二
出版社
リトル・モア
発売日
2017-06-26
ISBN
9784898154618
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往復書簡 初恋と不倫 / 感想・レビュー

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❁かな❁

もうめちゃくちゃ好き♡素晴らしい‼︎「カルテット」「最高の離婚」等で有名な脚本家の坂元さん初読み!過去に手掛けた朗読劇を書籍化。「カルテット」も観れてませんが人気なのよくわかる!2編共手紙とメールのやり取りだけですが面白くて一気読み♪最初から惹き込まれて最高ー★テンポが良く2人のやり取りに何度もクスッとさせられたり、キュンとしたり切なくなったり…。直接言えないことでもメールなら言えるので距離が縮まりやすいのもわかる。「君がいてもいなくても、日常の中でいつも君が好きでした。」会話のセンスが良く本当に大好き♡

2018/01/15

ケンイチミズバ

よしもとばななみたいなタイトル、初期の桜庭一樹のようなパンチのある書き出しとキョンキョンの推薦で手に。中学時代、友達に頼まれたラブレターらしき文を誤ってスケバン姉さんの下駄箱に入れてしまったことを思い出した。孤立していると思しき彼との手紙のやりとり、放課後、ショッピングセンタームラハマの屋上で待ってます。うるさい。屋上から落ちて死ね。から時を経てメールに。いつしか気持ちが伝わり、本当に好きな人と繋がる。波乱の展開があまりにおもしろく、満島ひかりさんがあの時早口で喋った超個性的な台詞が甦った。好きな世界が。

2017/10/10

風眠

手紙やメールという文章だけのやりとりでは、伝わりきらないもどかしさがある。言葉で括られてしまうことによって、限定されてしまう何か。その文章の中にあるものと、現実は違う。どんなふうに想像しようと自由だけれど、その想像に人は縛られてしまう。それは絶望かもしれない、希望かもしれない。名前のつけられない感情の、その先へと走り出す。何故そうするのか、自分でもわからないまま。そして気づけばもう、戻れないところに来てしまって。書簡形式なので状況説明が無く、幾通りにも想像ができる。舞台ではどのように演出されたのだろうか。

2019/02/18

ウッディ

手紙やメールのやり取り、往復書簡だけで進んでゆく「初恋」と「不倫」という2つの物語。辛い現実の中で小さな灯火となる手紙、微妙にかみ合わず、変な方向にずれてゆき、クスッと笑ってしまう会話、豆生田さんのような妙な味のある友人のエピソードなど、坂元裕二のドラマの世界観でした。初恋の明希は、「anone 」の広瀬すずのイメージ、不倫の史子は、「それでも、生きてゆく」の満島ひかりのイメージで、読み進めましたが、個人的には、「初恋」の方が面白かったです。

2018/06/27

げんちゃん

坂元裕二さん初読。面白すぎてすぐに読み終わりました。このタイトルにもあるように初恋と不倫をテーマに描かれている作品で、テーマはどちらも逆!という所を考えるとスゴイなぁって思って読んでました。ストレートに初恋や不倫について書かれていると思いきやそうではなく、一周回って話がメールのやりとりで進んでいって初恋や不倫だと分かるって感じに私は感じました。最初坂元さんの作品はどれも「anone」や有村架純さんが主演の月9のドラマの原作だったりと有名なものが多くて最初はびっくりでした。この作品もステキなので是非!

2019/12/09

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