花束みたいな恋をした
花束みたいな恋をした / 感想・レビュー
ゼロ
スマップが解散しなかったら、わたしたちも別れなかったかな。同名の映画の脚本集です。小説の体裁を取っていないので、映画を観た人が、坂本裕二さんのシナリオを読みたい人向けの本となっています。映画では分からなかった会話の前の気持ちが書いてあり、麦と絹は劇中ではどう思っていたのか理解を深めることができました。物語は男女の出会いと別れを描き、学生と社会人の恋愛の違いを表現しています。胸が締め付けられるような痛みを感じるのは、時事ネタを入れており、二人のすれ違いを上手く描いていたからです。また映画を観たくなりました。
2021/11/22
pohcho
「ほぼうちの本棚じゃん」そんな経験ないけどこれは恋に落ちるかも(笑)同じものが好き、ということから始まった二人は、就職をきっかけに少しずつすれ違うようになり、いつしか全然違う方を向いていて・・とまあ、よくある話なんだけど、二人の好きなものが全部じゃないけど自分の得意分野もあり。上野のミイラ展、私も行った!とか、今村夏子はともかく滝口悠生って渋すぎる等、若い人と一緒にはしゃぐような気持ちで読み進めた。それがだんだん切なくなっていくのだが・・。きれいなきれいな、花束みたいな恋の話。いつか映画も見てみたい。
2021/11/19
Natsuko
図書館予約本。普段恋愛ものは手に取らないが、本棚の趣味が似ていたり、小説や作家の話で盛り上がる2人…と知り思わず予約したことを思い出す。読んでてとにかくくすぐったかったが、20歳の頃読んだらキュンキュンうっとりだったのだろう😌
2022/07/31
ツキノ
【脚本】2021年1月発行。ノベライズのみ市の図書館所蔵だったので他市から借り受け。絹と麦が一緒に読んで泣いていた『宝石の国』、脚本では三巻、ノベライズでは最新刊の五巻になっている。映画ではどうだったんだろ?なんてことが気になる。あとがきも制作秘話として興味深い。
2022/09/05
とある内科医
「なぜ働いていると本が〜」経由で映画もみて。登場人物とカルチャーを共有できないのだが、仕事を始めた時確かに麦くんと同じような状況に陥った…ということにすら気付かぬまま現在に至る。むむむ。何とも言えない気持ちが残る。
2024/07/12
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