右寄りですが、何か。: 明快!ニッポンの論点
右寄りですが、何か。: 明快!ニッポンの論点 / 感想・レビュー
lily
著者(テレビでも有名な漫画家らしい)は、民主主義の欠陥は、昔識者も含めて100人単位で1票としていたから健全であったものを、ヤク中でも売春婦でも1票与えてしまったところに問題があるという。ところがどっこい、私はそれが問題だとは思わない。多様な意見の中から為政者が選ばれ、為政者は少数者の意見に耳を傾ける。チャーチルの言うように、ベストではないがベターな政治体制だと思う。著者は発達障がいや躁鬱などを抱えているとのことだが、民主主義は著者のような人物をも包む器があるということを、ゆめゆめ忘れてはいけない。
2018/09/05
がんぞ
俺も独身時代は漠然と左翼的思考で「日本は侵略をして多大の被害を与えたのだから謝罪し賠償し引け目を感じ続けるのは当然」と思っていた(小林よしのりのように)が、子供ができてからは子育て、教育に関心を持ち、左翼より右翼の方が子女を上手く育てているのに気づいた。不満があるなら証拠を突きつけて責め立て謝罪させるのは当然(それは賠償を意味する)だが、子孫にまで及ぶものではないし、「日本施政で良かったこともある」のは論理的に当然。ほか戸塚ヨットスクールに潜入してセイリングを体験し、普通の子には厳し目の教育が良いと悟る等
2013/10/12
横丁の隠居
右寄りは最初の二章だけで、あとは突撃レポート。どれも面白かったです。右寄り云々に関しては今時「愛国心=戦争やります」にはならない。また「日本ってまだアメリカに占領されてるのーっ!」ということに関してはその通りです。ご本人も「国を守る」という言葉に自己陶酔してはいかん、と戒めながら書いておられるし、「愛国心」が全体主義に利用されることを避けなければいけないということもわかって書いておられるのだろうと思います。自らの苦悩を愛国心に身を捧げることで解決してしまうというのはやめた方がいいですね。
2017/04/10
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