リンボウ先生の大人の知的旅行術
リンボウ先生の大人の知的旅行術 / 感想・レビュー
おいしゃん
イギリスがご専門のリンボウ先生が、前半はいつもの調子でイギリスにまつわる旅のおはなしを、後半は日本の旅館、ホテルについて論じた本。リンボウ先生に慣れてない人が読むと、彼独特の言い回し、例えば「料理がめっちゃ美味しい」ことを、「もっとも幸福なる匹偶の達成と見て謬らぬ」というような、高尚な書き方に、かなり違和感を覚えるかも。
2014/03/17
ロピケ
イギリス滞在時の著者の過ごし方を興味深く読んだ。外国のスーパーマーケットへ買い物に行く楽しみ。私は粉物が好きなので、パンやお菓子などの売り場がとても好きでした。お菓子を作る道具を眺めるのも。レッチワースには、前々から興味があったので、ここで1章割かれていたのは思わぬ収穫でした(行ってみたいな〰)。後半は日本について述べていて、旅館は障子だから、朝日が入ってゆっくり寝ていられない…など、結構無茶も言っている。林さんは本当に車で講演先に出かけます。鹿児島で講演を聞いた時も、運転して来たと言ってました。すごい!
2011/05/20
タペンス
リンボウ先生は本当に文化人だなと思った。体験した世界が広い。私もまだまだ読書頑張らねば。
2024/10/14
山下 賀久
大学生の時にリンボウ先生の「イギリスはおいしい」を読んで以来、20数年好きな著者です。ホテルや旅館の考察はもちろんのこと、料理や紅茶、自動車にいたるまで、旅行にまつわるいろいろなことに鋭いコメントをされています。読んでいてすっと入ってくるし、旅館の自由度の低いところや仲居さんが部屋に入ってくるのはプライバシーの侵害だとか、私も同意する場面がたくさんありました。これまたお勧めの1冊です。
2012/03/14
Maiko Araki
図書館本:前半はイギリスと比較しながら、旅行における視点などをテーマ別に論じ、後半は日本のホテル・旅館にレビューを加えるといった体。久しぶりのリンボウ節、少し読まずにいたら年を重ねて磨きがかかっている!公共について論ずるくだり、味覚は刷り込みによる観念だから、まずいももの食べ続ければ慣れるといった辺りには、思わず納得。共感できる文章ばかりではないのだけれど、それも含めてこの迷いのなさに、これこれ、これを待っていました~と思ってしまうのです。
2016/02/18
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