家元談志のオトコ対決十一番
家元談志のオトコ対決十一番 / 感想・レビュー
紙狸
1986年刊行。立川談志の対談集。談志は36年生まれだから50歳の年。8歳年下のやまもと寛斎には切り口上で接して、寛斎はとまどった様子。それでも落語とは「人間の『業』の肯定」だ、という談志の持論まで辿り着く。映画監督、大島渚には挑発的に臨む。かと思うと、小室直樹との対談は、「先生の著作は大体読んでいるんです」と、学ぶ姿勢で終始する。落語が目指すべきなのは、ファンタジーか、イリュージョンかという議論の相手は、意外にも山本七平だ。
2024/07/12
gtn
山本晋也監督でもE.T.を撮れるとの著者の発言に対し、大島渚が「できるもんですか!」と返す。大島、本気で怒ったのに違いない。
2018/08/15
さらば火野正平・寺
昭和61年の対談集。いかにも当時のタレント本という作り。対談相手は豪華。手塚治虫、山本七平、小室直樹、色川武大、大島渚、やまもと寛斎、桂米朝、カバ園長西山登志雄…村松友視の談志論が巻末に。今ひとつ。
2011/11/29
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